医療系女子大生のひとりごと。はじめます

初投稿となる今回は、「医療系女子大生のひとりごと」を始めようと思った理由をお話したいと思います。


私は関東の医学部に通う1年生です。この1年間、医学生として過ごしてきて感じたことが主に2つあります。まず、

医学部は閉鎖的

医学部に入って意外だったのは、かなり多くの学生がサークル、部活に所属していてガチガチに活動していること。運動部は東医体、西医体っていう医学生だけの大会があったり。ただ勉強もそれなりに大変で、教養の間も空きコマは全然ないし、課題に追われる日々。サークル、バイト、勉強で生活はほぼ埋まっています

そんな生活をしていると、

目の前のタスクをこなすので精一杯で、外の世界に触れる機会がほとんどないです。

次に、

医学部は安定志向

もう1つ意外だったのは、安定した生活を求める人が結構多かったこと。もちろんみんな人の役に立ちたいという気持ちは大なり小なりあるんですけど、安定した収入や暮らしが志望動機にもなっている。医学部は他学部のようにインターンしたりスキルアップしたりしなくても日々の課題を(しっかり)こなせば資格は得られるし、ある程度の生活は保障されている。そのためか、

将来について、自分について考えることがあまりない

ように思います。


このような状況って、結構まずいと思うんです。

医療界の問題は山積みです。なかなかそれが解決されないのは、医療者は目の前の患者さんの命を助けることに精一杯だからだと思います。それなら、医療者じゃない人々の力を借りるしかない。でも医学知識はわかりにくくて、他分野の方が参入できない、そんな状況じゃないかと思います。医療界と他の業界をつなげることが必要です。

また、現在医療は転換期にあります。技術が進歩して、治せる病気が増えることで今までの医療は前に進んできました。でも今は、検査の精度があがって治せないけど病気はわかるようになったり、一生付き合っていくような慢性的な病気が増えたり。病気を抱えたままどう生きるか、というのが重視されるようになってきました。医療のあり方が変わりつつあるときに、今までのやり方を踏襲するだけではうまくいかないと思います。


閉鎖的で安定志向な状況を打開したい、そう思ってこの度、記事を投稿させてもらうことにしました。

どうすれば医療はもっと良くなるのか、そして自分たち医療系学生はどうあるべきなのか、今後いろいろなテーマでつぶやいていきたいと思います。


Kaoru
2020.04.02

将来についてあまり考えないというのは少しわかります。
私は獣医学生で医師とは違いますが、資格が取れてある程度進路が分かり易いからこそ起こりがちなことなのではと思いました!

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