history ~behind the scenes~ #1 障がい

こんにちは。
前回の記事から少し時間が空いてしまいました…。

受験の面接に、新しい環境での自己紹介。最近は自分を見つめなおす機会が多かった…
ということで、今回は、私のヒストリーのbehind the scenes #1 障がい を書いていきたいと思います。
もしかしたら、この記事で少し嫌な思いをしてしまう人がいるかもしれません。
なるべく棘は抜きましたが、もしどなたかの心に刺さってしまったらすみません。

突然ですが…
私の兄は、自閉症です。

自閉症というと、皆さんどんなイメージを抱かれるのでしょうか。
何となく触りづらくて、どこか他人事の話題。
今やテレビなどでよく聞くワードなのに、あまり知らない存在。
そんな感じなのかな、と勝手に思っています。

私の兄は、私の3つ上です。
兄はパン屋でせっせとパンを作っています。

私が大学生になり、バイトを探し始めた頃。興味本位で母に尋ねました。

「お兄ちゃんの時給っていくらなの?」
その質問に対する母の答えが、私の考えていた以上のもので、愕然とした。

時給?120円くらいだよ。最初は270円とかあったんだけどね…。
発達障がいの子とか、最低賃金が通用しない世界もあるんだよ。

正直、ありえない、と思った。
こんなに一生懸命に働いているのに、普通の人と同じくらい、もしくはそれ以上の努力をしているのに。
自分の力じゃどうにもならないことってあるのに。

でも、これが事実。
実力主義の社会で、「助けがいる人」に手を差し伸べてくれることはなかなかない。

別の日、横浜を散歩していた時。
車道に、たくさんのテレビ局の車が止まっていた。野次馬が集まっていた。
「ドラマの撮影でもしてるのかな?」そんなことを母と話しながらその場所に行ってみたら、そこは裁判所だった。

なんとなくいてはいけない気がして、その場を去った。

少し離れた場所で検索をかけてみたら、その日は植松被告の裁判が行われていた。

彼の考え方は過激すぎて、私の理解できる範疇にはない。
兄は自閉症だが、彼は彼なりの生き方をしている。
役に立つ立たないの問題ではない。彼だって一人の人だ。
あまり感情が読み取れない人も多いと思うが、それと感情がない事とは全く違う。
人間であるための基準が、過去に謳われたこともあるという。

ヒトが人間であるためには、きっと、人と人との間で助け合っていく必要がある。
それが、助け合いが、ちょっと「助ける」が大きくなると受け入れてもらえない。
人間であるための基準なんているのか?
私はいらないと信じています。

社会のあるべき姿とは。

今の私に、答えはわからない。
きっと未来にも答えなんかない。

でも常に答えを出す努力はしないといけないし、その過程でたくさんの人の話を聞いて、たくさんの立場、考え方を学びたいと思っています。

医学生である以前に、一人の人間として。
自閉症の兄がいる身として。
それはある種、義務であり責任であるような気がします。

今回は少し重い話になってしまいすみません…。
次回のbehind the scenesは「留学を通して…」とか書けたらいいなと思ってます!

あおい
2020.05.22

「助ける」が大きくなると受け入れてもらえないという言葉が刺さる、、自分も時々求められる「助ける」の大きさにマイナスな感情を抱いたことがあるので。改めて見つめ直さなきゃなあと反省💦

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