届かぬ想い

志望職種
ゲームグラフィック
2Dデザイナー


学科
ゲーム・CG学科 ゲームグラフィック専攻


作品タイトル
届かぬ想い


作品画像


作品の概要
テーマ「メビウスの輪」


 メビウスの輪から
 ・永遠に続いていくループもの
 ・永遠に交わるのことない2つの面
 ということを連想しました。


 ゲームストーリー

 ある日主人公が思いをよせていた女の子が交通事故で死んでしまう。彼女のいない世界で生きている意味がないと思った主人公は後追いすることを考え屋上に向かう。しかし屋上から飛び降りた主人公が目を覚ましていた場所は自分の部屋だった。
 初めは夢だと思った主人公だったが翌日教師から同じ訃報を聞きまた飛び降りても自分の部屋にたどり着いてしまう。
 そこで主人公は自分の死をきっかけにループしていることを知る。
 自分のループを知った主人公は彼女を助けるために試行錯誤していくアドベンチャーゲーム。



 ゲーム仕様

 このゲームはループものですが、一度エンドを迎えやり直しても二度と同じエンドを迎えることはできません。
 前回のエンドデータが次のデータに反映されています。
 一般のループものでは、一度エンドを迎えやり直した時、別の選択肢を選べば別のエンドを迎えます。そしてやり直す前の選択肢と同じ選択肢を選べば同じエンドが見られますが、このゲームはそうはいきません。
 戻る時間は同じでも、行動が同じでも、他のループで取った行動が現在のループにも影響し、必ず違ったエンドを迎えます。

 これはそのループのバッドエンドの一つのイラストです。



 イラストの説明

 場面
 このイラストは主人公が彼女の救出に失敗し続け、精神を病みもう戻りたくないと思っている場面。
 しかし、ループの繰り返し、時空を歪めたことで隕石を引き寄せてしまうことになる。
 自分の死がループを引き起こす原因になるため、主人公は望まぬループを繰り返す事になる。
 背後に彼女を感じながら主人公はまたループしていく。

 表現
 場面の説明でも書いたように病んでしまった主人公の心情を表現したイラスト。心の世界。

 足元に絡まっているツタはもうやり直したくない。前に進めないという状態を表現している。
 そうして動けなくなった主人公はこのままだと侵食してくる水によって溺れてしまう。

 このイラストには主に3種類の花が描かれていてそれぞれ、黄色い百合は2人の関係と花言葉の偽り(彼女が好きという気持ちを隠している)を表現している。
 手前にかいてある花はオダマキと言い、花言葉は愚か。
 そして主人公が踏んでいる花はクローバーで私を思ってという花言葉がある。そのクローバーを踏むことで自分の思いを踏みにじり思いを伝えない覚悟をしている。

 ループを繰り返していて後ろの彼女にはどうしてもたどり着けない、また2人は全く別の世界、それは陸と海のような関係。


使用したスキル・実作業時間
使用ソフト:CLIP STUDIO PAINT
実作業期間:約30時間

メッセージ
憧れの2Dデザイナーになるために日々精進しております。
まだまだ勉強不足で至らぬ点がありますが、見ている側に感動を与えられるような魅せる絵を描くためにこれからも研鑽していきます。

公開年月日
2021年9月27日

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TGS2021オンライン&NDG
58件
林 陽人
2021.12.08

ゲームストーリーやイラスト説明を読むと作品の奥深さを実感します。
今までいくつもゲームをしてきましたが、ゲームのデザイン一つとってもここまで深いと今後ゲームをやる時の視点が変わってきますね!!

𠮷川 陽菜
2021.12.08

見ていただいてありがとうございます!励みになります!