今週のテーマ②・・・乗客ゼロでも飛ばす理由

おはようございます・・・今日のテーマーは、航空業界です

世界的拡大を見せる新型コロナウイルス。色んな影響が出始めてます。われわれ業界も当然ですが、いまだ終息の見せない新型ウイルス。世界的規模での拡大・見えないテロとの対抗策今後の動向は目を光らせております

さてテーマの②弾ですが、航空業界は予約者取消・搭乗者ゼロでも飛ばす、ゴーストフライトの理由です。   人の移動が世界的規模で減り定期便の欠航や運行停止も起きてます日本国内も間引き運行や欠航便で迷惑を被る方もおられますが、ヨーロッパの空の便では異様な光景が繰り広げられます。   航空会社の発着枠は【使うか、失うか】というシステムで決定され、乗客が激減する今も発着枠の粕は変化なし、これがゴースト・フライト現象だそうです。その名の通り乗客数がゼロ。一人も乗客が乗ってないにもかかわらず定期運航し、機種でも変わりますが1マイル(約1.6㌔)飛ばすのに5ガロン(約19㍑)の燃料が必要とし、温室効果ガスCO2を大量に放出、それでもコスト面以外に運行せざるを得ない理由があるそうです。特定の空港発着枠が決まっており割り当て。割り当ての80%を使いきれなかったら運輸当局から年次評価で発着枠が削減され他の競合にとられてしますリスクがあるそうです。企業側も感染が終息し通常運行を始めても当面の80%以下は来年度の路線確保やドル箱路線を他社に譲り渡す事にもなりかねないそうです。3/08付 WHO発表では世界101ヶ国で約10万人以上の感染者が確認されてます。   ゴーストフライトを飛ばし続ければ航空業界全体の損失は1,130憶㌦(約11兆6,000億)にのぼると予測。皮肉にも中国では政府の徹底した政策で深刻な大気汚染が劇的に改善しているとの報告もあり。少しでもプラス思考に交換できるように前向きに考えます