屠体給餌

屠体給餌(えたいきゅうじ)とは
田畑を荒らすなどして駆除されたイノシシなどを
丸ごとに近い状態で餌として飼育動物に与えることを言うそうです。


この言葉は最近知った言葉ですが、
その取り組みについて投稿したいと思います。

これは動物園で行われている取り組みなのですが
動物園の中でただ食べるだけが楽しみな毎日を過ごす動物たちのストレス
コロナ自粛期間ずっと家から出れずに過ごした私たちのストレスと
もちろんまったく状況は違いますが、少し同じような感じました。

私は、福岡の大牟田市の動物園ので行われた記事を見ました。
大牟田市でもイノシシが畑を荒らし、
農業被害は、シカとイノシシだけで年間で100億円を超えてるそうです。
被害を食い止める為、年間で110万頭以上捕獲されて、
ほとんどは捨てられているそう。

この動物園の取り組みとして
ミートは「出会う」と「肉」の二つの意味。
お肉を通して野生と動物園が出会うことを目指しています。

動物園の動物たちにとって
いつものごはんはきちんと食べやすいようにカットされたお肉。
1日の楽しみはきっとこのごはんを食べるときでしょう。
カットされたお肉は食べやすく、あっという間になくなってしまいます。
ですが、丸ごとに近い状態でもらえるお肉は、時間をかけて食べることになり
飼育されている肉食動物にとって、
野生で狩りをする感覚で、ストレスの軽減になるそうです。

普段食べている餌用のお肉は、不足しがちな栄養を補充しているので、
栄養は十分ということですが
運動量や刺激が少なく動物たちの心は満たされないのだとか。

私の住む糸島市に【糸島ジビエ研究所】という駆除動物の食肉加工や
販売を行う会社があるようです。
ここでは、感染症予防で内臓や頭部を取り除き、
低温殺菌や凍結処理した上で出荷しているそうです。

通常の餌用のお肉と 屠体給餌では
こういった処理をする手間などもありコストとしては高くなってしまうそうですが
動物園の動物たちのストレス軽減などの為に、
少しずつでも取り入れる動物園が増えるといいな。と思いました。

私たちもコロナによるストレスを少しでも軽減できるよう
日々過ごしていきたいですね。

栁川 敏昭
2020.08.25

すごく勉強になります。
人のストレスと動物のストレスは違うものなんですね。
僕も58歳、肉食系オヤジで頑張ります🤗🤗。

船津丸 千恵
2020.08.26

初めて知る言葉に私も勉強になりました!!
肉食系オヤジですか!笑
ハント能力は百獣の王のラインの様ですもんね!!