1人では何もできない。

こんにちは!

 

突然ですか、17期の代表の石川麻衣です。

私は静岡学生NGOあおいの次期代表になりました。正式には来週、代替わりをして代表となるのですが、三年生からの引き継ぎとして、代表が決まった9月24日からその役目を担い始めたところです。もう一か月半経つ頃です。今まで私はなかなかそのことを人に言えませんでした。というのも、自信がなかったからなのか、「私が代表です!」と言うことができずにいました。(タイミングを見計らっていたのもありますが…)だから先日、大学の社会貢献系サークルの集まりで、その噂というか事実が回って、自分のところに来たことには少々驚きました。(笑)「麻衣さん、代表になったんですか?!」と何人かの人に言われ少し恥ずかしい思いをしたことを覚えています。それは私の性格上、あまり目立ちたくないという意識があるのかもしれません…(これといった理由はありませんが、あまり言い出すことができずにいました)

 

そんな私ですが、この一か月半、今までのあおいに対する思いとは違うものが芽生えた気がします。それは、自分だけでなくあおい全体をより一層意識するようになりました。あたり前のことだと思うし、代表が団体のことを考えないわけがないですよね(笑)

具体的にどういうことかというと、そもそも団体ってなんのためにあるんだろう?とか、団体がつぶれないためには?とか、みんなが過ごしやすい団体って何だろう?とか…

普段じゃ考えない事を毎日のように考えている気がします。

その答えはいまだに見つかりませんし、私も正解を教えてほしいくらいです。

 

団体って何だろうか?

 

団体、それは一人ではできない事をやる場だろう。何人かが集まって、「皆で」だったらできる環境だろう。そう、思います。

「個人的にやりたいことがあるなら、あおいにいる必要はない」

これはあおいの先輩の三年生が言っていた言葉です。確かにみんなが所属しているのだから、皆であおいを動かしていく必要があります。自分のやりたいことがあおいと違っているのなら、それは団体として負担になるかもしれません。だって、団体でやりたいことではなく、きっと個人でやりたいことだから。しかし、無理に合わせる必要もないと思います。個人でやりたいことでも団体として合意が得られれば、それは団体として動くことができるはずです。

つまり、物事は「あおい」として決定しなければなりません。どんな決定かというと、それは理念の「アジアの子どもたちが自らの意思と努力によって将来の可能性を広げ、より多くの人々が幸せを実現できる社会環境の構築に貢献する。」を達成できるかどうか、役割についた時自分はこなせるかどうか、あおいにとって最良の選択肢だろうか、基準はその時によって異なりますが、ぶれない選択肢はこれらだと思います。

16年間続いてきた団体を絶やさないため、先の先輩たちが作り上げたあおいや理念を達成するため、カンボジアの子どもたちのため、最後は自分がやれるかどうか。

私たちが活動していく上でとっても大切なことだと思います。

 

そういった中で、団体は、各個人の持っている力が上手く噛み合い、団体として大きな力になります。

組織には得意なものを持った人がいればいい。

今のあおいには、前に出て話すことが得意な人、議事録をまとめることが得意な人、先方から来た・先方に送るメールや資料の和訳・英訳に時間がかからない人、パワポ作るのが上手い人…などそれぞれにそれぞれの得意分野があります。だから、逆を言えば、自分は英訳・和訳に時間がかかってしまうなら、早い人に任せればいいのです。そうやって助け合って成り立っています。私はその環境が大好きです。あおいには、「自分は何もしてない、けどこれならできるからやるよ!」といってくれる人がたくさんいます。その存在に助けられていると同時に、団体の力が一つ大きくなったことを感じます。

 

みんなで前に進む。

その速度が遅いとき、早くなるにはどうしたらいいか、みんなで考える。

逆に、早いとき、みんなで前に進むには、どう気遣うべきなのかみんなで考える。

今のあおい、団体に必要なことだと私は思います。

 

これが、現在の私なりの答えです。

 

未熟者ではありますが、精一杯あおいで、代表として、頑張っていこうと思います。

皆と一緒に。

 

そして、感謝を忘れずに。

 

17期代表 石川麻衣