磯野です
アンビグラムをどうしても教えて欲しい!という声が多かったので、アンビグラムについて書いていきます。
ということで、身近な例を出すと
自分もそこまで詳しくないので一部だけ紹介します。
・180°回転型
「憂鬱」
・90°回転型
「芸術」
Q、回転はなぜメジャーなのか
・作りやすさ→回転しながら作れるので簡単。
・わかりやすさ→回転するだけなので、アンビグラムであることを確認しやすい。
回転と違い、反転させながら作らなきゃいけないのでちょいと大変。
お絵かきアプリの対称定規などを使うと便利。
「現象」
白い部分に注目すると黒い部分は背景に見えるけど黒い部分に注目すると白い部分は背景に見えるみたいな
このノリで、字のない背景の部分に注目すると他の字が浮かび上がる的な奴。A↔BのときAで太くするとBが細くなるなど、めんどくさい対応関係があるんで、回転、鏡像より作るのが難しい、良い感じの熟語が見つからない。そのため、作れると凄いけどその分難しい。
そして高1だった自分は見よう見まねで作ったというワケ。
参考:ネット記事
そんな感じで、作った字はこちら
点対称な対称
進次郎と書きました だからこそ、進次郎と書いてあります
ということで以下の内容は、ほぼほぼ全て自分の独学、主観、仮説の内容なので、間違っていることも多いかもしれませんが、ゆるしてください。説明も下手かもですが、ゆるしてください。
字が汚くても何書いてあるかは読める、といった経験があると思います
このように人間は字を推測して考えるため、アンビグラムが多少変な字になっていても、読めるというワケ。
②逆さま(、鏡文字、図字反転、など)の文字は脳が混乱するから
字って、逆さにすると読めないと思います。実際スマホを逆さにしてこの記事を読んでみると、読むのにめっちゃ時間かかると思います。
A↔B(180°)のアンビグラムを考える
Aを逆さにしてもAとすぐ人間が読めてしまう場合、このアンビグラムはAを逆さにしたらAと書いてあるのか、Bと書いてあるのか分からず混乱してしまう。
しかし、実際はAは逆さにするとAと読めないのでBをたやすく読めるのですね。そのためAを逆さにしなくてもBになる、みたいなのは読みづらくなりがち。
まあこう言っても何を言ってるかわかんないと思うんで実際書いてみて下さい。
⓪よさげな熟語などを探す
今回は惜敗を書いてみます
①対応する文字を逆にして書いてみる
こんな感じで書いてみました。このとき、画を省略してみたり、つなげてみたりと、いろんな書き方で書いてみると後々、良いと思います。
②字の共通する部分を探す
先程の①で逆さにして書いた方ともとの方を比べてみると惜の日の部分と敗の貝の上の部分が似ているな、と考えることが出来ると思います。
そのような「字の共通部分」をなるべく増やすよう字の書き方などを色々試してみる。
すると青い部分が(だいたい)惜と敗の両方にある部分だと分かります。
ここで、上のように、惜のりっしんべん部分の書き方を変えることにより、敗の右側と対応する、という技も使っていきます。
このように、いろんな書き方と比べることで、違和感のない完成形を作れます。
③共通しない部分のさりげなさ
じゃあ②の共通部分を意識した上で「惜敗」と書いてみて、ひっくり返してみるとまあまだ読めたもんではないですよね。
読みづらい原因は、惜の昔の1画目や敗の最後2画など、共通しない部分。②で色々書き方を工夫して、共通部分の割合を増やしても、どうしても共通しない部分はでてきてしまう。
例えば惜の昔の1画目を書くと、敗の点々の部分に横棒ができてしまいとっても邪魔であるし、可読性の低さをもたらす。
なので、こいつら居候をいかに隠すか、さりげなく居させるかが重要。
ということで、例えば下のようにするとどうだろうか
昔の1画目を細くすることで、存在感を弱めた。居候でもちゃんと部屋の片付けとかしているので「居候」というより「陰の薄い同居人」みたいな感じになった。
敗の最後2画は隔離することでさりげなさを出せた。これなら居候というより近くに住んでいるニートのような感じだ。別に居たところで自分に利益は与えないが不利益を与えない存在
このようにして居候を目立たせない方法としては
などの方法があると考える
最後に、出来た字をコピペすることで、
のようになり、これで完成っちゃ完成。
ここで合体させる際に画を合わせるという技が使える
昔の1画目部分を合体させることで、ちょっと長いのでほかの字にかかってるだけですよ、となり、さりげなさを出せる。隣の家の木がちょっと伸びて自分の家に入っちゃってるみたいな
⑤レタリング
字体は
・好き、やりたい字体
・熟語の意味と合った字体
などなどです。ここでいかに「共通しない部分」をごまかすか、が重要なので書体選びなどは慎重にしましょう。
ちなみに自分は筆文字をよく使います。理由は
・はねはらいでごまかせる
・画の強弱をつけやすい
ので
⑥作品をSNSにあげる
自己顕示欲と承認欲求を満たそう🎶
まず一つ目は良い熟語関係を思いつくアイデア力。二つ目はレタリング力だと思います。
アイデアについて
どんなアンビグラムのプロでも「一」をひっくり返すと「びゃんびゃん麺」になる、みたいなのは無理なように、ちょうど字の密度がそろっている熟語を持ってこれるかが望ましいですね。
レタリングについて
アイデアにおいて、ちょっと字の密度がそろってない熟語を持ってきた場合でも、綺麗にごまかしを効かせられる技術があると最高
というわけで、是非いろんな字で作ってみて下さい
アンビグラムをどうしても教えて欲しい!という声が多かったので、アンビグラムについて書いていきます。
そもそもアンビグラムとは???
違う見方をしても読める文字のことです。違う見方というのは回転などで、そんなものは別に身近にないので親近感がわかないと思う方も多いと思います。ということで、身近な例を出すと
アンビグラムの種類
僕はいつも180°回転型しかつくらないですが、実はいろんな種類があります。自分もそこまで詳しくないので一部だけ紹介します。
回転型
回転しても読めるという、一番メジャーな奴・180°回転型
「憂鬱」
・90°回転型
「芸術」
Q、回転はなぜメジャーなのか
・作りやすさ→回転しながら作れるので簡単。
・わかりやすさ→回転するだけなので、アンビグラムであることを確認しやすい。
鏡像(鏡映)型
鏡に映してもよめる、線対称な奴。回転と違い、反転させながら作らなきゃいけないのでちょいと大変。
お絵かきアプリの対称定規などを使うと便利。
「現象」
図地反転型
だまし絵でこんなのをみたことがあると思います白い部分に注目すると黒い部分は背景に見えるけど黒い部分に注目すると白い部分は背景に見えるみたいな
このノリで、字のない背景の部分に注目すると他の字が浮かび上がる的な奴。A↔BのときAで太くするとBが細くなるなど、めんどくさい対応関係があるんで、回転、鏡像より作るのが難しい、良い感じの熟語が見つからない。そのため、作れると凄いけどその分難しい。
敷詰型
文字をタイルのように敷き詰めていき、見る部分によって違う字が見えるという奴。作ったことは無い。振動型
ある文字が回転などしなくてもAとも読めるしBとも読めるという奴。マジで作るのはおすすめしない。理由は「アンビグラムの原理」と関連があるのでそちらに。なぜアンビグラムを始めたのか?
むかしむかし、2019年。世間は元号が平成から令和に変わるということで大騒ぎ。あるとき、ネットで「平成」を逆さにすると「令和」になるという作品がバズりにバズった。そのネット記事を発見した俺はこう思いました。「めっちゃ凄い!」そして「自分でも作れるんじゃね」そして高1だった自分は見よう見まねで作ったというワケ。
参考:ネット記事
そんな感じで、作った字はこちら
点対称な対称
進次郎と書きました だからこそ、進次郎と書いてあります
ということで以下の内容は、ほぼほぼ全て自分の独学、主観、仮説の内容なので、間違っていることも多いかもしれませんが、ゆるしてください。説明も下手かもですが、ゆるしてください。
アンビグラムの原理
①予測して脳が字を読んでいるから字が汚くても何書いてあるかは読める、といった経験があると思います
このように人間は字を推測して考えるため、アンビグラムが多少変な字になっていても、読めるというワケ。
②逆さま(、鏡文字、図字反転、など)の文字は脳が混乱するから
字って、逆さにすると読めないと思います。実際スマホを逆さにしてこの記事を読んでみると、読むのにめっちゃ時間かかると思います。
A↔B(180°)のアンビグラムを考える
Aを逆さにしてもAとすぐ人間が読めてしまう場合、このアンビグラムはAを逆さにしたらAと書いてあるのか、Bと書いてあるのか分からず混乱してしまう。
しかし、実際はAは逆さにするとAと読めないのでBをたやすく読めるのですね。そのためAを逆さにしなくてもBになる、みたいなのは読みづらくなりがち。
まあこう言っても何を言ってるかわかんないと思うんで実際書いてみて下さい。
アンビグラムをかいてみよう🎶
アンビグラムがかけることのメリット
・とくになしアンビグラムの書き方
今回は基本の180°でやってみましょう⓪よさげな熟語などを探す
今回は惜敗を書いてみます
①対応する文字を逆にして書いてみる
こんな感じで書いてみました。このとき、画を省略してみたり、つなげてみたりと、いろんな書き方で書いてみると後々、良いと思います。
②字の共通する部分を探す
先程の①で逆さにして書いた方ともとの方を比べてみると惜の日の部分と敗の貝の上の部分が似ているな、と考えることが出来ると思います。
そのような「字の共通部分」をなるべく増やすよう字の書き方などを色々試してみる。
すると青い部分が(だいたい)惜と敗の両方にある部分だと分かります。
ここで、上のように、惜のりっしんべん部分の書き方を変えることにより、敗の右側と対応する、という技も使っていきます。
このように、いろんな書き方と比べることで、違和感のない完成形を作れます。
③共通しない部分のさりげなさ
じゃあ②の共通部分を意識した上で「惜敗」と書いてみて、ひっくり返してみるとまあまだ読めたもんではないですよね。
読みづらい原因は、惜の昔の1画目や敗の最後2画など、共通しない部分。②で色々書き方を工夫して、共通部分の割合を増やしても、どうしても共通しない部分はでてきてしまう。
例えば惜の昔の1画目を書くと、敗の点々の部分に横棒ができてしまいとっても邪魔であるし、可読性の低さをもたらす。
なので、こいつら居候をいかに隠すか、さりげなく居させるかが重要。
ということで、例えば下のようにするとどうだろうか
昔の1画目を細くすることで、存在感を弱めた。居候でもちゃんと部屋の片付けとかしているので「居候」というより「陰の薄い同居人」みたいな感じになった。
敗の最後2画は隔離することでさりげなさを出せた。これなら居候というより近くに住んでいるニートのような感じだ。別に居たところで自分に利益は与えないが不利益を与えない存在
このようにして居候を目立たせない方法としては
- 字の太さで強弱をつける(陰のうすい人にする)
- 他の字、画とつなげる(居候だがちゃんと家主のために働いている人)
- 独立させる(別居させる)
- 省略させる(居候の存在を抹消する🔪)
- はねはらいを伸ばし、画のように見せる(居候だがちゃんと家主のために働いている人)
などの方法があると考える
最後に、出来た字をコピペすることで、
のようになり、これで完成っちゃ完成。
ここで合体させる際に画を合わせるという技が使える
昔の1画目部分を合体させることで、ちょっと長いのでほかの字にかかってるだけですよ、となり、さりげなさを出せる。隣の家の木がちょっと伸びて自分の家に入っちゃってるみたいな
⑤レタリング
字体は
・好き、やりたい字体
・熟語の意味と合った字体
などなどです。ここでいかに「共通しない部分」をごまかすか、が重要なので書体選びなどは慎重にしましょう。
ちなみに自分は筆文字をよく使います。理由は
・はねはらいでごまかせる
・画の強弱をつけやすい
ので
⑥作品をSNSにあげる
自己顕示欲と承認欲求を満たそう🎶
アンビグラムを作る上で重要な2つのこととは??
以上が手順なんですけど、特に重要なことは大きく2つあると思います。まず一つ目は良い熟語関係を思いつくアイデア力。二つ目はレタリング力だと思います。
アイデアについて
どんなアンビグラムのプロでも「一」をひっくり返すと「びゃんびゃん麺」になる、みたいなのは無理なように、ちょうど字の密度がそろっている熟語を持ってこれるかが望ましいですね。
レタリングについて
アイデアにおいて、ちょっと字の密度がそろってない熟語を持ってきた場合でも、綺麗にごまかしを効かせられる技術があると最高
というわけで、是非いろんな字で作ってみて下さい