はじめての一人旅回顧録。

お久しぶりです。和賀です。
 私は旅行、特に一人旅が好きなのですが、ハマったのは大学生になってから。そのきっかけになった一人旅を終えて、早くも3年が過ぎようとしています。記憶が残っているうちに文章化したかったので、記事として残すこととしました。
 
1,一人旅の経緯
 私はここ(Pompadour)以外に、某鉄道関係のサークルにも所属しています。学部1年生の頃の初夏、毎年恒例の合宿の行き先が、新幹線が開通する直前だった長崎に決まりました。それまでの私は(沖縄を除いて)横浜以西に行ったことがなかったので、未知の地・西日本へ行ける機会を逃すわけにはいきません。喜んで参加することにしました。
さて、ここまで「合宿」と述べてきたものの、皆さんの想像する合宿とはずいぶん異なることを断っておかなければなりません。参加者全員で行うことは、現地に一泊二日滞在すること、のみ。集合場所は現地・長崎駅で、解散場所は宿泊先。つまり、「現地集合・現地解散・旅程は各自で立てる」合宿(?)なのです。全員バラバラの旅程で旅行するため、合宿中のイベントとして「旅程発表会」なるものが存在したり、目的地でもない場所で偶然メンバーと遭遇したり、といったことが起こります。
このような経緯で、今まで横浜以西に行ったことがなかった私が突然、1000km以上先の長崎への一人旅をすることになったのです。
 
2,計画立て
 初めての一人旅とはいえ、まずは計画を立てないと話が進みません。この過程が一番面白いという人も多いことでしょう(私もそうです)。この時は、以下の点を考慮して計画を立てていきました。
・あくまでも「鉄道」関係のサークルなので、原則18きっぷを使用する。
・初めての一人旅なので無理をしすぎず、計画が破綻することを前提に、リカバリーが効きやすい路線を経由する。
・西日本の乗ってみたかった列車に乗る。
・バイトなど他の予定の都合上、往復5日以内の旅程とする。
 
試行錯誤の末、以下のように旅程を組みました。
だいぶ無理のない旅程に仕上がっています。とはいえ、3日目に名古屋から山口県まで普通/快速列車だけで行くのは、今見てもだいぶ攻めていますが……

こうして計画を立て終え、ホテルや列車の予約も無事済ませ、いよいよ旅行当日を待つのみとなりました。が、ここまでしたにも関わらず、人生で初めてのことに不安が拭いきれなかったので、万が一の場合に備えることに。わざわざ財布を二つ用意し、予算の倍くらいの現金、使う当てもない学割証を何枚か持って行くことにしました。
今思えば、この判断があの日の私を救ってくれたと思います。

(続く)

いその
2024.04.22

(新視点)教科書体

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