【No.84】 解答・解説

こんにちは!正二角形のてっちゃんです。

解説をする前に一つ報告があります。


この度、私たち正二角形に新しく仲間が加入しました!

正二角形は春に3年生から引き継いで以降、ここまで私を含めた高校2年生3名で活動してきました。しかし、いずれ正二角形の本業である勉強脱出ゲーム「YES!」を企画・運営したり、このSNS問題投稿を通してもっと活動を大きくしていったりするためには仲間を増やしたい。そう思いました。


そこで、同じ高校の1年生を対象にプレゼンをさせて頂きメンバー募集を行いました。するとなんと、8名も加入希望者が!

今回加入してくれた1年生たちには近々問題投稿に加わってもらい、そのタイミングに合わせこのPandoにて紹介いたします。新たな正二角形をお楽しみに!




ではでは、解説をやっていきます。私はこのところ勉強寄りの問題を作問していたので、今回は閃き問題にしてみました。

初めにお伝えしたいのですが、この問題、実は答えが1つではないんです。


それを踏まえてもう少し考えたい方はスクロールせずに!



(↓解説↓)






この問題の教科は「化学」です。この表は周期表と五十音表を重ねたものとなっていました。「あ」は書かれているのに、「か」は書いていませんね。

ひらがなに振られた番号は、原子番号です。「あ」はヘリウム、「い」はネオン…

これで「か」が書かれていないことの辻褄が合います。

さて、これが周期表であると分かったところで。あるものが大きくなる場所とは??


「あるもの」の答えは、イオン化エネルギーor電子親和力です。

ここで、これら2つについて復習。


イオン化エネルギー

原子から電子を1個取って、一価の陽イオンにするのに必要なエネルギー。このエネルギーが小さければ陽イオンになりやすい→必要なエネルギーが小さいから簡単にイオンになれる。


電子親和力

原子が電子を1個受け取って、一価の陰イオンになるときに放出されるエネルギー。このエネルギーが大きいほど陰イオンになりやすい→あと1個電子がもらえれば安定になれるハロゲンの原子は電子親和力が大きい。



これらを周期表で考えると、イオン化エネルギーは右上に行くほど大きくヘリウムが最大、電子親和力も右上に行くほど大きいですが、フッ素が最大となります。

電子親和力がフッ素で最大になる理由は、希ガス原子が既に安定で陰イオンにならないため定義されていないからです。一方イオン化エネルギーは小さいほどイオンになりやすい→大きければイオンになりにくいという理由で希ガスが最大となります。


というわけで、解答は「2」または「9」でした。



いかがでしたか。文字ばかりですみません。化学の基本知識は応用でも使うので押さえておきましょう。それではまた。ありがとうございました。

なるみ
2020.09.07

いつも楽しく見てます!(解けませんが!)

8人も新メンバーが…!すごいです!!!
これからの正二角形も楽しみです。応援してます✨

徳地 哲明
2020.09.08

ありがとうございます!
新メンバーが創る問題にもご期待ください!

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