オンライン上での活動を活発化させていく。
簡単に説明すると、SNSやYouTubeなどを用いて全国的にえこいくの活動を広めていくというものだ。目的は、対象者を佐賀市の一部の方々だけでなく全世界向けにすることで効率的に環境教育を行うことである。また、えこいくのノウハウを共有し、仲間を増やすこと、投稿を目にした方々にとって環境への意識を高めるきっかけにもしてもらいたいという想いもある。
さらに、子供たちと対面でイベントを開催できるようになれば、児童の他に”中高生” という環境教育の手が届きにくい世代に向けての環境教育を実現したい。
具体的には環境紙芝居や環境アニメーションを作ってYouTube上に投稿するところから始める。
また、えこいくはInstagram、Twitter、Facebook、HPの運営をしており、これまでオンライン上ではHPへ注力してきたが、Instagram、Twitterを中心として運営するように方向転換することで学生への認知度を高めようと試みている。
環境紙芝居:既存の環境紙芝居を動画で撮影し、声を後から吹き込むことでリモートワークで紙芝居を実現する。
環境アニメーション:環境教育のテーマを決め(例:ごみ分別、地球温暖化、海洋汚染など)、台本を作り、場面ごとに絵を描いた後、声を重ねる。また、簡易的なアニメーションをつける。
また、これまで行ってきた中高生向けの活動(バードウォッチング)はいまいち成果を実感できていないので、中高生向けの創作ゲームやイベントを企画して改善を試みる。
これまでは対面で子供たちと接する機会が多く、直接的な体験を提供することができていたのが利点である。しかし、この機会にオンライン上での活動を始めることでより多くの対象者に向けて発信をすることができるため、規模が大きくなると予想される。もちろん対面でのイベントが再開されれば、これまで通りの活動も続けていく。
だが実のところ、えこいくは現在解散の危機に瀕している。
運営を担当する3年生5人が全員えこいく以外の活動をメインに行っており、中心となって運営していくメンバーがいないのが現状なのだ。
また、引継ぎを行う2年生は1人しかいないため、彼女の負担を考えるとこのまま新規メンバー獲得ができなければ今年で解散になってしまう。
だが、私はえこいくの活動に魅力を感じているため、どうしても解散を避けたいのだ。これは私が代表になったきっかけでもある。
先輩方が少しずつ培ってきた地域とのつながりや子供たちとの関係、そして教育環境。団体の信頼や実績がとても大きいのにもかかわらず、私たちの代でえこいくが提供する ”環境教育” の機会を閉ざすのが本当にもったいないと思う。
そんな中、今回の ”第6回学生団体総選挙” 参加のお誘いをいただいたので、少しでも新しい実績を出すことができれば、華やかな大学生活に心を躍らせている新入生や在校生の刺激となり、えこいく参加のきっかけになるのではないかと考えている。
まずは今主体となっているメンバーで行える範囲の活動を見極めつつ引継ぎ体制を整え、新規メンバーの獲得を目指す。これもオンライン上の活動の目的の一つである。
つたない計画だが、なんとしてでも団体の解散だけは避けたい。
今回の学生団体総選挙で、私自身も成長し、アイデアを共有し、仲間を見つけることができれば幸いである。