こんにちは。Smiles Productionの大森かえでです。現在代表を務めています。私たちは、「自分らしい生き方への挑戦を」という理念のもと、インド・ダージリン地方の子どもたちを中心に、様々なカタチで教育支援を行っています。今日は、メンバー20人以下の小さな学生団体が取り組む「本気の国際協力」についてお話しします。
皆さんはインドの子どもたちについて、どんなイメージがありますか?
2年前に初めてインドに行くまで、私の中にイメージでは「貧しいストリートチルドレンに対する同情(かわいそう)」が一番大きかったです。
しかし実際にインドで出会ったストリートチルドレンは、そんなイメージを持っていたことを申し訳なく感じてしまうほど、輝いていました。
過酷な環境下で、物乞いを「仕事」として生計を立てる彼らですが、それでも心の底から笑って「本気」で生きていました。その逞しい姿を見ると、日本で当然のように学校に通う子どもよりも、ストリートで何千倍もの「生きる力」を学び、自立しているようにも見えました。
「国際協力に興味がある」「インド子どもたちへ教育支援をする」と言葉にするには簡単で、私も当然のように口にしてきましたが、果たしてストリートの彼らにとって、私たちの存在がどこまで意味があるのか、ありがた迷惑なんだろうか、という不安までもを感じました。
しかし、真っ黒に日焼けしたガリガリの女の子が、心から笑う姿が脳裏に焼き付いていて、私が行動することで、ストリートでの生活が少しでも楽になるのであれば、学校で自分の可能性を伸ばすチャンスがあるのであれば、本気で実行し続けたいと感じました。
「国際協力」の手段は無限にあります。気が遠くなるような膨大な社会課題を目の当たりにすると、自分たちの活動の無力さを感じて前に進めなくなったりもします。
しかし大事なことは、本気で継続すること。
与えられた環境や手段の中で、メンバーが「自分がどこまで成長できるのか」を考えて行動することで、私たちは「本気の国際協力」に挑戦していると感じます。
各メンバーの熱い想いが、来年で10周年となる小さな学生団体の歴史を創ってきたし、次の世代へ繋いでいけるんだと確信しています。
この団体に入って、共に「本気」になって頑張れる仲間に出会えたことは、私にとっての大きな財産です。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!