Project SOMA感想とその経緯

Project SOMAとは、SOMAで行われる一大イベントのことです。このプロジェクトではメンバーがSOMA内でチームを組み、自分たちのアイデアをもとにつくりたいと思うAIのプログラムを制作します。プレスリリースから1, 2ヶ月後にProject SOMA本番を開催し、メンバーはチームごとに自分たちの制作物を発表します。
過去に2回、このProject SOMAを行いました。どちらも言い出しっぺは代表の僕です。そもそも第一回の開催が決まったきっかけは某住宅系企業の方から聞いた話でした。「良い組織とは、1+1が2になる組織ではない、1人と1人が合わさることで3人、4人、それ以上の結果が出るような組織こそ本当のいい組織である。」この話を聞いた時、純粋に自分の設立した”SOMA"という組織はいい組織なのか確かめたくなりました。そして企画としてSOMAに投げたんです。実はProject SOMAで個人ではなくチームでの開発を推奨している理由はこのきっかけにあったんです。当日ではほとんどのメンバーが制作を行い、自分たちが作ったAIについて発表しました。実際のところ、第一回Project SOMAで僕はSOMAがいい組織であると確信しました。みんなが作ったAIはユーモアにあふれたもので素晴らしかったし、なにせ当時SOMAにいたメンバーのほとんどはAIを作ったことがないどころか、プログラミングすら度がつくほどの初心者だったんですから。
迎えた第2回は新入生も加わり新生SOMAとしての第一歩でした。びっくりしたのが一年生の技術力と努力量、プログラミング始めたての子がOCR(文字認識)のAIを作ったりデータサイエンスをやったりと、優れた発表が印象的でしたね。もちろん一期生の子たちも進化していて、全体的なレベルの高さが感慨深かったです。特に手話翻訳AIは1年生と2年生の共作でしたが、アイデア・技術力ともに非常に優れていたかと思います。今回のイベントには企業さんにも参加してもらい、ガチのエンジニアさんからアドバイスをいただくこともできました。一年で進化したSOMA、いろんな面で成長していくので日々が目まぐるしく、忙しいながらも充実しています。これからもProject SOMAは定期的に行っていくし、他にもイベント盛り沢山なサークルにしていきます。メンバーのアイデアも取り入れて素敵な企画を練り上げていきたいですね。