〜サークルの原点〜ポケモンGOを添えて

初めまして、私はどらごんと言います。今回は、私が何故テクネコに入ったのか話して行きたいと思います。と言っても、私はこのテクネコの最初期メンバーであり、それと同時にこのテクネコが発足する原点になっています。

1年前、私は人気スマホゲーム、ポケモンGOにハマっており学校周囲のポケストップをぐるぐると歩き回っていました。それは、ある秋に差し掛かった平日のお昼回った時のことです。学校の寮に住んでいた僕は日課のように、ポケストップ巡りをしようとまず、寮の側にある公園のポケストップに行きました。僕は公園のポケストップに着くと、早速ポケモンGOで遊ぼうとしました。すると、何処からか雑音がずっと聞こえて来たのです。僕は耳鳴りかなと思い、耳を閉じたら雑音は無くなりましたが、耳を開くとまたその音が聞こえて、少し嫌な予感がしました。僕は、一旦その場から少し離れました。面倒ごとは嫌ですからね。すると、音がパッタリと聞こえなくなりました。僕はホッと安心するとともに、今度はその音に興味を持ってしまいました。僕はまるで、探偵のように真相に近づこうとしました。

人の興味は恐ろしいもので、僕はまるで何処かにある宝物を探しているように感じ、ワクワクを抑えることが出来無かったです。すると公園にある管理小屋が音源だと見つけました。その時に僕が聞いていたのはただの雑音ではなく、ネコの小さな鳴き声だと気付き、嫌な予感が身を撫でました。その時の僕は、最悪の場合を瞬時に察しつつ、更に探すこととしました。そして僕は、その小屋に立て掛けてある掃除用具の下から声が途絶える事なく聴こえてくることを探し出したのです。

一つ深い呼吸をし、掃除用具を退かすと二匹の子猫を見つけました。同時に、嫌な予感が当たったと、顔を顰めました。僕の目の前には一匹の白い子猫が必死に鳴く姿と横になり生気を感じない一匹の黒い子猫が居ました。恐らく、捨てられたか親が見捨てたのでしょう。溜息をつくと共に、見つけてしまった罪悪感が重くのしかかり、頭を抱えました。僕は寮に住んでいて、そこは動物厳禁なのです。連れて帰る事などできない。僕はそう思い、自然の摂理に従い放置することにし、寮に帰ろうとしました。するとどうでしょう、僕が一歩去るごとに、白い子猫が必死に近づいて来るではありませんか。とても可愛いく、心が動かされました。でも、僕はどうすれば良かったのでしょう。僕は寮までついて来て欲しくなく、追いつかれることないよう、走って帰りました。僕1人では判断出来ないと思い、その判断を寮のみんなに煽ることにしました。

その後は寮の友人が保護し、生まれたてだと分かった子猫を部屋で管理しつつ、新たな飼い主を見つけて譲渡しました。その友人は今のこのサークルのリーダーを務めています。その時から彼は、猫保護サークルを作ることを決心し、その一年後である今年、テクネコが発足しました。

僕がこの大学にて子猫を見つけたから今のテクネコがあります。見つけた事には後悔していないけれど、僕の判断は未だに大きな後悔として残っています。

この活動を作ってくれた感謝と共に、僕はこの活動を見守って行きたいと思っています。ではまた。


画像はその時のネコにしています。