STARSと共に歩んだ私の一年半

2020年2月にSTARSに出会って、MAXIMIZEに参加して。
3月からSTARSの一員として活動し始めて、約一年半が経ちました。

ここまで本当にいろんなことがありました。
初めて何かに本気になれたり、チームで壁を乗り越えて喜びをみんなで共有したり。
自分が情けなくて泣いたり、分かり合いたくてメンバーとぶつかったり。


前の記事でも書きましたが、
「STARSを団体としてたたむ」という決断をしたこのタイミングで、私がこの約一年半で感じたこと、得たことなどをここに残したいという想いでこの記事を書いています。

少し長くなりますが、最後までお付き合いいただけると嬉しいです。



STARSを通して、得たものは数えきれないほどあります。
自分自身、STARSを通して成長した部分も、変わった部分もたくさんあると思っています。

その中でも特に今の自分に繋がっているなと思うことを三つ話そうと思います。




①目の前の人に本気で向き合うこと

これはMAXIMIZEに参加して、初めて感じたものでした。
その日初めて出会った私に、こんなにも本気で向き合ってくれる人がいるんだということにとても心を打たれました。

私は今までどこかずっと寂しくて、一人だと感じることも多くて。
過去に受けたいじめのような経験もあって、人のことを心から信じることが怖かったんです。

でもそんな私を受け入れてくれる、STARSのメンバーの存在と、MAXIMIZEというイベントの空間がありました。
これをきっかけに、私は少しずつ自分のことについて話せたり、人前に出るのも怖くなくなりました。



そして私が感じた喜びや感動をもっと広げたい、私の周りの人にも届けたいという想いからSTARSに入ることを決めました。

これまで多くの大学生の人生に向き合ってきましたが、人間関係でうまくいかなかったことがある人、勉強や部活などで挫折経験がある人、自分を好きになれない人など、本当に人それぞれで。
私の人生経験からは程遠く、理解することが難しいと感じることも多くありました。


STARSに入る前と後で変わったことは、そういった自分の理解の範疇を超えていることに対して、逃げずに本気で向かい合えるようになったことです。
人の人生だけではなく、今まで「分からない」「難しい」「怖い」といった感情から逃げてきたことに対しても、不器用ながら向き合おうとするようになりました。

逃げずに向き合えたことで、自分の中で後悔がなく次に進めたり、向き合った相手とより深い信頼関係を築くこともできました。


そしてこの後にも書きますが、それは自分自身に対しても同じでした。




②自分自身を受け入れること

人やその人の人生に向き合うことを繰り返していると、自分自身にも深く向き合うようになります。
この一年半で、これまでにないほど自分と向き合いました。こんなに向き合うことは今後もないかもしれません。


私は小さい頃から親や先生から褒められることが多く、彼らから「できるのが当たり前」という認識をされていたと思います。
だからこそ、“できない自分”を表に出すことにはすごく抵抗がありました。(今でもかなり引きずっている部分はありますが)
“何もやっていない自分”が嫌で、人から褒められるために勉強や運動を頑張り、大学生になってからは意識高い系のサークルに入り、一年生の頃から長期インターンに応募したりしていました。


STARSに入ってから驚いたのは、「ゆうきはそのままでいていいんだよ」と言ってくれる人、ありのままの自分を受け入れてくれる人たちが居たことです。

そして、今まで無意識的なところが多かったのですが、「自分が無理して頑張っていたこと」「自分のためではなく、人から認められるためだけに努力していたこと」に気付きました。


自分の中の不の部分や、気付きたくなかったこと、目を背けてきたことに向き合うのはすごく怖いです。
それは、気付いてしまうことで自分の中で作り上げてきたものが崩れるような気がするからなのかもしれません。

気付き、そしてそんなありのままの自分を受け入れることをSTARSを通して学びました。
誰かに認められることでしか自分の存在価値を認識できなかったような私が、自分で自分を満たす方法を知れたような気がしています。


最近よく、就活や長期インターンばかりにやって毎日何かに追われていますが、そんな自分は嫌いではありません。
周りには、「大学生なんだから今はしっかり遊んでいた方がいいよ」などと言われることがよくあるのですが、私は今自分がやっていることが好きで楽しくて、やりたいからやっています。
自分が自分で居られるというのは、こういうことなのかな、と思いながら日々生活しています。





③自分が将来成し遂げたいこと

この一年半を通して、自分がこれからの人生でやりたいことが見つかりました。
私はよく、「人の可能性を最大化する」といったvisionを掲げています。

これは間違いなく、STARSと出会い、STARSの活動を通して得たものです。


たくさんの人の人生に向き合ってきて感じたこと。
それは、「みんな同じ人間であるはずなのに、生まれた場所や出会った人、触れてきたものによって、いつの間にか不平等が生じてしまっている」ということでした。


不平等というのはもう少し具体的に言うと、
生まれ育ちが田舎で多くの情報に辿り着けていない人、家族から十分に愛情を受けてこなかった人、過去の経験から自分に価値がないと感じてしまっている人など。

そんな不平等のせいで、その人自身やその人の今後の人生の可能性が潰されてしまっていることが起きてしまっていると思っています。
「もっとこういう情報を知っていれば」「もっとこんな人に出会えていたら」
他にもいろいろあるとは思います。そしてそれを不平等だと感じるかどうかも人次第です。


でも私は、自分の可能性を諦めて欲しくないです。私自身の可能性を諦めたくもありません。
だからこそ、少しでも多くの人が平等に、心から自分が納得できる選択ができる社会を目指したいです。
そしてその人たちの可能性を最大化していきたいです。

これらのvisionも想いも、STARSを通して作られました。
STARSがあったから、こんなにも熱く、まっすぐに自分の想いを語れているのだと思います。



私にとってSTARSとは

できるだけ簡潔に表すと、「自分の人生の途中にあって、無くてはならないもの」なのかなと思っています。
大学一年生という、長い人生の中の途中にあって、その中で一年半といった短い期間でしたが
STARSなしに私の人生は語れません。
それは今までもこれからも変わることはないと思います。

だから「途中にあるもの」だけど、「無くてはならないもの」。


STARSがゴールではないです。
みんなSTARSを通して、自分自身に本気で向き合い、自分の進むべき進みたい道に向かっていきます。
だから、STARSから離れるときは、単に「辞める」のではなく「卒業」という言葉を使うのがしっくりきます。

前の記事でも書きましたが、私たちにとっての新たな門出です。
だからこそ(と言ってはなんですが)、メンバーそれぞれが進む先やその過程を応援し合える存在でありたいなと思っています。



長くなりましたが、STARSと出会えたこと、STARSで活動できたことは私の人生の誇りです。
今は、就職活動と長期インターンを通して、私の将来のvisionを達成するために邁進していきたいと思っています。


最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。




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