青森市の事例から考える、オンライン授業の可能性

こんにちは、宮下です🐼

今日はオンライン授業と不登校について、
青森市の事例を紹介しながら考えたいと思います!

<参考>
オンライン授業の不登校児童参加率7割以上 そのうち9割が登校~青森市教育委員会」、教育家庭新聞
https://www.kknews.co.jp/news/オンライン授業の不登校児童参加率%ef%bc%97割以上%e3%80%80そ

オンライン授業と不登校の子どもたち

青森市では4月20日から5月22日まで全校が本格的にオンライン授業に取り組み、「多くの不登校児童生徒が参加している」という報告が各学校からなされたそうです。

青森市の不登校の状況は「小中学校を合わせて毎年300人を超える不登校児童生徒が発生している。中学校は2016年から減少傾向にあるが、小学校では増加傾向にある。」そうで、深刻な問題の一つになっています💦

過去3年間の青森市の不登校の要因は
・いじめを除く友人関係をめぐる問題
・学業の不振
・家庭に係る状況 の3つが上位で、
友人関係が原因で不登校になった子どもは、勉強が嫌いなわけではない と記事では述べられています。

スクールカウンセラーの聞き取り調査によると、子どもたちからは
①皆が休んでいるので自分が登校しないことが苦にならない
②オンライン授業という新しい学習形態に興味がある
③周りの子供の目を気にせず参加できた
④勉強をするのが嫌いなわけではない
という4つの理由があがったそうです👀

オンライン授業というと、「友達と会えなくて寂しい」ということが強調されがちな側面もありますが、
友人関係に不安を抱える子どもたちにとっては安心して学ぶことができる環境なのかもしれません✨

登校継続率の向上

「中学校では不登校生徒の74.6%がオンライン授業に参加。うち92.5%が通常登校が開始された5月25日以降も登校した。」と記事にはあります。

また、2019年度は数週間で40.7%に下がっていた中学校の不登校生徒の登校率ですが、
2020年度は70.2%を維持したそうです👏

新年度をオンライン授業で開始したことによって、少しずつ授業や環境に慣れることができ、学校に通う事ができた生徒が多かったのかもしれませんね☺️

オンライン授業のこれから


青森市では今後もオンライン授業の配信をすることで、不登校の子どもたちも勉強することができる体制を作っていく考えだそうです。

他の市区町村や都道府県でも、対面授業とオンライン授業の組み合わせを継続していけば、
より多くの不登校の子どもたちが、安心して学ぶことができるようになるのではないかと思います🤔

「学びたいのに学べない」を解消する、ひとつの手立てになる可能性を感じました!

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