久しぶりの投稿です😆
今回は「練習量」に関して、メジャーでも活躍された上原浩治氏にインタビューした記事。
現代の日本野球界は、練習量を減らすといった風潮が盛んであるように感じる。昔のように、1日丸々練習に費やして「量」をこなす練習より、短い時間で効率よく行うといった「質」を重視した練習がトレンドになりつつある。
しかし、上原氏は、「僕が指導者になったら、時代に反しても選手にめっちゃ練習させる」と語っている。
こう語るのも、メジャーと日本野球の決定的な違いによるものがあるという。メジャーは、全体練習が短いというのは知っている方も多いだろう。しかし、その分、メジャーの選手は個人の練習に費やす時間が多い上、一人ひとりがよく考えて練習を行えている点がある。このことは上原氏も述べているが、渡米した当初は全体練習の短さに驚かされたそうだ。
その上原氏も、2018年に巨人へ復帰。そこで感じたのが、日本の選手、特にピッチャーの練習量が減っているということ。昔は毎日100球の投げ込みを行うほどだったという。今では考えられない様なことであるが昔ではこれが当たり前。これに驚かされるということはやはり、今の日本が練習量減の風潮にあることを現しているのだなと感じた。
そういったこともあり、上原氏は、自分が監督になったらめっちゃ練習させる、と語るのだろう。
日本野球も、ただ練習量を減らすのではなく、それを意味のあるものにし、より生産性を高めるものとして捉えていかなければならないのだなと感じた。現に、今の西南大硬式野球部も、全体練習を極力減らそうとしている。しかし、そのためには個人個人が考えて、質の高い練習をしなければ意味はなくなってしまう。それが出来なければ、全体練習を減らすこと=練習時間が減ることに繋がり、なんのメリットも生まれない。逆に、個人個人が考えて練習出来るようになれば、全体練習の時間が減り、個人の練習に充てる時間が増え、より効率が高まる好循環に。
上原氏が、今の考えを一転させ、「僕が監督になったら、全体練習をなくして、個人の練習に充てる時間を多く作るチームを目指します」と答えたら、その時の日本野球は、今よりも一つも二つもレベルアップしているのだろう。
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