バイアスのせいで「今まで通り」がよく思える

「現状維持バイアス」という言葉がある。「現状維持バイアス」は某大学で経済、心理学の見地から人の意思決定について分析されたもので、「人は新しい選択肢を回避する傾向」、「人は今まで通りを維持することをこのむ傾向」にあると言われている。選択肢が増えれば増えるほどバイアスは強くなる。

皆さんはこんな例えをご存知だろうか。

数匹のカエルがバケツに入っているぬるま湯に浸かっている。そしてそのバケツに火をかける。時間が経つにつれお湯はどんどん熱くなる。しかしカエルは「現状維持」が大好きだからつかったまま。仲間のカエルも「一緒に使っているから大丈夫だろ」とどのカエルも使ったまま。お湯の外に出るという「変化」が怖いというのもあるのだろう。お湯はさらに熱くなり、「苦しい、そろそろまずい」と思っても、時すでに落とし。バケツのお湯は熱湯になり、カエルは茹でガエルとなって死んでしまう。ちょっと勇気を出して変化を恐れずに飛び出す、それだけで助かったのに‥

人間はこのカエルと同じように「集団」になった途端、変化をより強く拒絶するという性質がある。

つまり、どのチームもどの組織も茹でガエルになる可能性があるということ。

だからこそ、集団には、

「変化を促せるリーダー」が必要不可欠である。

自分は絶対そういう存在にならないといけない立場にいる。



参考文献 スタンフォード式 最高のリーダーシップ

著者 スティーヴン・マーフィ重松

出版 サンマーク出版



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