わたしが当時あの男の子のことを好きではなかったら
この大学に入学していなかったら
違うアルバイト先を選択していたら
ヒッチハイクをしてなかったら
全ての出来事はつながっている
今日なんとなくの気持ちで行ったドーナツ屋さんは
いつかの未来につながっているかもしれないし
きのう洗濯中に2階の窓から落ちた靴下も
何かにきっと繋がってる
人生ってシンプル
シンプルだけど勝手に自分で複雑にしているのかもしれない
人生って変なの
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3年前、わたしは好きな人がいた
留学から帰ってきて一目惚れした男の子
当時受験をひかえていたわたしは
好きだった男の子が第一志望で受けることになっていた大学をなんとなく滑り止めとして選んだ
わたしはこの大学に通うことになる
なんとなくで選択した大学の学生になった
そしてこの大学でわたしはある女の子に出会う
紫色のオーラが漂ってる感じ
口よりも目が鋭い女の子
目の奥でいつも何かを悟っているように思えた
どこか自分に似てるようで似ていない女の子とわたしは仲良くなった
どんな話も笑顔で聞いてくれる彼女にわたしはわたしの居場所を感じた
こんな素敵な人も世の中にはいるんだね
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そんな素敵な女の子との出会いが
必然的に起こったということを知る
そう、人生って不思議なことが起こるもの
350トンもある飛行機が空に浮くことができるほど不思議
お父さんたち
その子とわたしのお父さんたちは
私たちが出会う何年も前からお互いのことをよく知ってる関係にあった
白い壁の小さい喫茶店でコーヒーを飲むお友達
お父さん同士が知り合い、娘同士も知り合い
必然的ってこういうことなのかな?って
幼少期から一緒に時間を共にしてきたわけではないけど
何か懐かしい感じがした
こんな不思議な出会いが大学1年生の頃にあったんだ
当時好きだった男の子の影響でたまたま選んだこの大学
その大学でわたしはこの女の子と出会った
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わたしは大学生になってアルバイトを始めた
高校を卒業してから卒業旅行で行ったタイに感動し、
大学に入ってからタイ料理屋さんで働いた
働きながら異国のことを学べる感覚がいいなと思い
インドネシア料理屋さんで次は働いた
インドネシア料理屋さんで働きながら他の異国料理屋さんでも働きたいと思い
スペイン料理屋さんでも働き始めた
でもご縁がなかったのか、
どちらもすぐに辞めることになった
わたしは異国料理屋さん向いてないのか?
異国料理屋さん向いてないってどう言うこと?
1ヶ月後に異国料理屋さんとは別の新しいアルバイトに応募した
そこでは端から端まで素敵な人たちが並んでいて
自分のだいすきな商品がわたしを囲んでいる
働く上で自分の良さを発揮できる場所だと思った
また見つけた新しい点
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素敵な職場で働き始めて1年
仲の良かったアルバイト先の友達と和歌山へ日帰り旅行することになる
そしてなぜか分からないけど当時のわたしはこう言う
「帰りはヒッチハイクで帰ってきませんか!!」
脳を通さず咄嗟にその言葉は出た
新しいことに挑戦したいという野望が強かったのかもしれない
わたしのわくわくが有頂天だったのかもしれない
次の日にわたしは車校の卒業検定
友達は卒論発表
お互い絶対に外せない予定があったけど
私たちはヒッチハイクをした
人生初めてのヒッチハイク
親指を道路に立て続ける
笑いながらいろんな車ににこにこアピール
雨が降っても、お腹が減ってもめげない
自分の殻が破れたような気がした
人生で初めての感覚にわくわくが止まらなかった
インスタグラムに撮った写真を添えて、わたしはこう投稿する
「#ヒッチハイク」
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「#ヒッチハイク」
ヒッチハイクのハッシュタグからわたしを見つけてくれた人がいた
彼女はわたしにいう
『BackpackFESTAに来ませんか?』と
去年、学生支部でTABIPPOを運営しているスタッフだった
そうTABIPPOの学生団体に入ったきっかけは
彼女の一声。
彼女の紹介で知った『BackpackFESTA』を実際に目の前にし
自分もこんなに人を感動させることができる舞台を作り上げたいと思った
そしてわたしは今せっせかせっせか学生スタッフをしている
DREAMのメンターをしてる
ある男の子のことを好きになった
行くつもりのなかった大学に入った
あそこでアルバイトとして働き始めた
あのタイミングでヒッチハイクをすることになった
たまたまとたまたまが重なって
出来上がった4つの大きな点は
たまたまとたまたまが重なって
きれいな直線に結ばれた
この4つの点が結ばれて
わたしは今TABIPPOスタッフをしてる
自分の好きなことに全力を注いでる
ここまできたら「たまたま」っていうものは、もうないのかも知れない
そして今あるTABIPPOという大きな点が
次につながるような予感がしてる
点と点を繋いでいって、素晴らしい出会いと体験をしているんですね。