1st Stage(1年前期) デザイン基礎課題①

志望職種
プロダクトデザイナー

学科・専攻・コース
プロダクトデザイン学科・工業専攻

作品タイトル
ワニ型シュレッダーハサミ

作品画像

使用したスキル・実作業時間
イラストレーター(約12時間)・クレイモデル(約10時間)


課題の概要
ユーザーペルソナ・コンセプトを考え、製品デザインを提案・発表する!

作品の概要

従来の無骨な形ではなく、ワニの形をしていて事務の女性にも使ってもらいやすいシュレッダーハサミを提案しました。
口の先端にあるローラーで紙を挟んで引っ張ることで縦と横同時に切断しお腹の中にゴミを溜めることができるようになっています。
足やしっぽの出っ張りがあることで持ちやすくなっていたり、不使用時には壁にかけて置くことができます。

作品製作時の思考過程
デザイナー学院最初の課題だったので、取り回しがよく身近にあり、使い道の想像が付きやすい文具を選択しました。
その中でも従来から無骨だなと感じていたシュレッダーハサミを選択。若い女性が使いやすいシュレッダーハサミについて考えることにしました。
従来の品の問題点を洗い出しつつ、設定したペルソナに合致するような条件を絞りました。
紙を飲み込むイメージや刃物のイメージからシュレッダーハサミの外形はワニ型を選択。従来のシュレッダーハサミにはない縦と横を同時に切る機能とゴミを溜める機能をつけようと考えました。

横の切断はワニの刃の部分に模したカッターを使用し、ひっかけないようにローラーで紙を固定して横に動かして切断します。
縦の部分はローラーの回転を上下運動に変換して切断しようと考えたのですが、よく使用されるピストン機構などではローラー上部より上に機構が飛び出してしまうので、紙に引っかからないようスロットアーム機構を採用しました。

ローラー部分はカッターに接続されているため、安全性が重要になるのでストッパーを付けました。そうすることで切断をしないとき自然と刃が固定されるようになっています。また、ローラーが切断しないときに勝手に回転するのを防ぎ、切断時縦の刃が常に嚙み合うようにできるようになりました。
その後、クレイモデルでワニ型シュレッダーハサミの外形を製作、手の握りやすさや片手でしっかり操作できるか、しっぽの形などに気を配りました。

同級生の作品への感想

武田紗侑さんが発表時に、腕輪になるエコバックのアニメーションを作ってきていて愕然としました。聞いたらCLIP STUDIOを使って作ったそう。複雑な内容だったのに分かりやすさが抜群で自分も動画を作成できればかなり違った発表にできたかなと思います。

教師の作品の完成時講評と感想・反省
最初の課題だったので、まとめ方がわかりにくい感じになってしまいました。先生からも文字の大きさや読みやすさへの意識配りなどグラフィック系の講評を頂きました。
反省点としては、分かりやすく伝える力の不足が目立ったことだと思います。パスの連結すら満足に理解していない状態だったとはいえ、絵でダメならイメージ写真・製図や断面図、などいくらでも方法はあったのに、絵に固執した結果独り善がりな発表になってしまいました。
全てにおいて視野の広さを意識したいです。

公開年月日
2023年 5月
メッセージ


もしいま(1年11月時点で)作り直すなら、クレイモデルを3Dスキャンして、アクリルにレンダリングすることでより分かりやすくできるかなと思います。
また、この課題をきっかけにフュージョン360のアニメーション機能をマスターしたいと強く思いました。卒業までには過不足なく使えるよう頑張りたいです。
今回提案した機構は刃の切れ味や剛性なども品質に影響してきてなかなか実現が難しいと思いますが、縦切断を手動に変更するなどで改善可能だと考えます。
伝え方がダメだった割に発想はそこまで悪くなかったのかなと思うので、時間があったらリメイクしたいなと思います。
























作品投稿
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