こんにちは、12代目関東コアの岡田明香里です。
今回は、「学生団体って偽善団体なんですか?」について、私なりの意見を書いてみました。
私自身、まだはっきりと意見がまとまっているわけではないのですが、TFT-UAという学生団体で関東コアとして活動している以上、今の自分が考えていることを残しておく必要もあるなと思い、ここに綴らせていただきます。
「学生団体って偽善団体なの?」
結論から言ってこの答えは個人の考え方次第です。私自身学生団体に所属している身としては、もちろん自分の活動が偽善だなんて思ってません。ですが、こうした学生の活動が、偽善的で意識高くて、自分に酔っちゃってる人たちの集まりだと考える人も多くいるでしょう。そういった考え方を否定するつもりはありませんし、今の自分には完全に間違っていると言える根拠もありません。ですから考え方は自由です。偽善団体だ、偽善団体じゃない、そんなのどっちでもいい、、、色んな考え方があっていいと思います。
ここからは私が学生団体やボランティアについて考えることを3つほど書いていきます。
1つは、ボランティア活動は助けられる人と助ける人とがwinwinな関係であるとういこと。
ボランティアや支援で助けられる人はもちろんですが、助けた人、手を差し伸べた人にも温かくて価値のある見返りが存在します。助けた相手からの感謝だけでなく、尊敬できる先輩・互いに高め合える同輩・この子たちに後を引き継いでいきたいと思える後輩、そういった素晴らしい仲間たちとの出会いや、人生経験、青春、支援やボランティアそのものについて考える機会、、、
学生団体によって活動はばらばらですが、みな等しく言えるのは、大切で、温かくて、価値のあるものをたくさん得ることができるということです。
もう1つは、「自己満足」は助ける・支援するというボランティアに対する見返りの1つにすぎない、ということです。
さきほども述べたように、ボランティア活動をしていて得るものはたくさんあります。「自己満足」とはその見返りの一部であり、決してそれがすべてではないのです。それに、言ってしまえばその自己満足こそが自己肯定感や自信につながるものではないでしょうか。自己満足にひたるからこそ、自分たちの活動や自分自身にも自信がもてるのだと思います。
そして最後に、
「私にとってTFT-UAは決して偽善ではない」ということ。
去年フィリピンのスタディツアー(支援国の1つであるフィリピンの小学校を訪問するTFT-UAのイベントの1つ)に参加して、現地の実状を目にしてきました。「美味しい給食をありがとう」、「フィリピンに来てくれてありがとう」そう言ってくれた現地の子どもたち、お母さんたちの言葉を嘘だとは思いません。ですがその反面、TFTの支援があるからといって決して満足な生活ができているわけでもないことも私たちは見てきました。
私たちTFTは「学校給食」という、生活の、人生のたった一部しか支援できないんです。
それでも私は、TFT-UAとして、開発途上国の子どもたちに給食を届け続けます。
この支援が、10年後、20年後、あの子どもたちの幸せにつながると信じているから。
学生団体は偽善団体なのか。
ーどう考えるかは自由です。
ですが、そう思うからこそ、あなたの活動は偽善なんかじゃない、そう思ってもらえるような努力は必要はだと考えています。
2020年5月7日
12代目関東コア 関東代表 岡田明香里