大きな挑戦

皆さん、お久しぶりです!社会学部2年生の川島武士です!
最近は寒い日が続いていますね...。毎朝布団から出るのに苦労しています...(笑)。

 さて、2021年にSTEPでは新たな試みをたくさん行いました。そのうちの一つが、ラジオドラマの制作です。今回はこのラジオドラマのことについてお話ししようかなと思います!

 今回STEPで創ったラジオドラマは、先天性の疾患「口唇口蓋裂」と「在日コリアン」の血を持ったシンガーソングライターYOUさんの半生を描いた作品です。そして、この作品の脚本は僕が担当させていただきました!!なぜ、YOUさんの半生を描いた作品を創ったのか。それは2年程前の些細な出来事がきっかけでした。

 大学1年生の12月のある日、僕は大学でできた友達の家に遊びに行っていました。お互いの高校生の頃の話で盛り上がっていた時、友達からYOUさんの話を聞きました。YOUさんの話は興味深いもので、「この人の人生を演劇にしてみたい!」という想いが生まれ、「実際に会いたい! 話をしてみたい!」と思いました。すると、友達が「12月24日にライブがあるから一緒に行かない?」と誘ってくれたのです。もちろんそのライブに行きました。ライブ終了後、さっそくYOUさんのことを描いた作品を創りたいということを話すと、YOUさんは快諾してくださいました。
 3月にはSTEPのメンバーと一緒にYOUさんへのインタビューを行いました。僕はここで感じたことを沢山の人に伝えるべく、大学生活の合間を縫いながら脚本の執筆を始めました。しかし、新型コロナウイルスの影響で当初予定していた形態での披露ができなくなってしまいました。そんな時に、ラジオのワンコーナーを作ってみないかという話があり、それに乗っかる形でラジオドラマで披露という形態へと変化していきました。
 ラジオドラマを創ることは初めてのことで苦労がたくさんありました。しかし、慣れないラジオドラマというやり方の中で頑張ってくれた役者の皆や、細部までこだわり録音した音源を編集してくれた音響班の皆の協力があり無事に作品を完成させることができました。本当にみんなありがとう!

 この「鼻曲がりと言われた少年」という作品を通して、僕がたくさんの人に伝えたいと思ったことが二つあります。一つ目は生き方についてです。ラジオドラマの中にも出てくるのですが、僕はYOUさんの生き方がすごく面白いなと感じました。それは、明確な夢を決めてそれに向かって進むのではなく、なんとなく生き方のベクトルを決めて「あれ面白そう!」と思ったことがあったらその方向に向かって進んでいくというものでした。僕は将来の夢が決まっておらず悩む日々が続いていました。僕と同じような悩みを抱えた高校生や大学生はきっといると思います。そんな人たちにこの生き方を伝えることができればいいなと思っています。もう一つは、勇気です。YOUさんはシンガーソングライターとして活動することで、同じ障がいを持つ人やコンプレックスを持つ人に勇気を与えています。「鼻曲がりといわれた少年」という作品でそのお手伝いができればいいなと僕は思います。また、この作品を聴いた人が何かを感じ取ってくれたらとてもうれしいです。

今回のラジオドラマはたくさんの人の協力や、様々な縁があって創り上げることができた作品だなと僕は感じています。ぜひ、皆さんお聴きください!!



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