アイデアは掛け合わせ。

はじめに。

 お久しぶりです。わっかそん運営のカジです。今日もまたアイデア出しに関してのお話です。アイデアソンを企画してる僕たちがどのようにアイデアを捻り出しているかを少しでもシェアできれば、と思ってます。 

『掛け合わせ』

今回紹介するのは『掛け合わせ』の話です。「掛け合わせ」はご想像の通り、既に存在しているモノ同士を組み合わせることで新しいものを作るという思考法です。アイデアを0→1で捻り出すのは中々難儀なことです。そんな時に使える掛け算という誰でも簡単にアイデアを創出できる方法について具体的な例を使ってどういった「掛け合わせ」の種類があるのか教えていきたいと思います。
 
Fisherman  call
まず紹介したいのはこちら「Fisherman Call」((Fisherman CallのHP:http://call.fishermanjapan.com/?ref=producthunt))です。ここ数年で個人的に面白いと思ったプロジェクトNo.1ですね。
 この商品の組み合わせは「目覚まし」×「漁師」です。具体的には朝早くから仕事に取り掛かっている漁師の方々に電話で起こしてもらうというシステムです。
漁師という朝早い仕事を生かしてモーニングコールのサービスに変換させたこのプロジェクトめっちゃ面白いです👍
ここで大事なのは一見関係のない漁師と目覚ましの間に「朝早い」というキーワードが共通していることです。共通点を見つけて組み合わせることで成功する良い例だと思います。
 
天穂のサクナヒメ
続いては直近の物から。みなさんご存知でしょうか?11月12日に発売したばかりの話題のゲーム「天穂のサクナヒメ」((https://www.marv.jp/special/game/sakuna/))です。
ここでの組み合わせはずばり「米作り」×「ゲーム」です。このゲームのすごいところは米作り体験がリアルすぎて攻略サイトを見るより農林水産省の米作りのページを見る方が参考になるみたいです。こちらの掛け合わせは単純な掛け算じゃなく「米作り」を「ゲーム」に落とし込むアイデアになっています。「米作り」という「ゲーム」とかけ離れたものを細かいところまで丁寧にゲーム内で描くことで、飛躍をうまく面白さに変換して新規性が馴染みやすくなっていることがポイントだと思います。ジャンルが違う物をうまく組み合わせるためにそれぞれのパズルの形がハマるように丁寧に作られたというイメージです。
 

料理

この流れで料理!?と思うかもしれませんが立派なアイデアです。少し抽象的かもしれませんが料理は「掛け合わせ」が生んだ人間最大の発明です。
以下の画像を見てください。これらがなんの組み合わせかわかりますか?
そうです。左から牛肉とご飯、魚とご飯、パンと具材、タピオカとミルクティーですね。これらは全て足し算でできたアイデアです。それぞれの食材は単体だと物足りませんが組み合わせることで料理として何百年と人々を満足させてきたという事実を考えると、どれもすごいアイデアですよ。ここにさらなる要素が加わることで今でも新しい料理が次々に誕生しているわけですから面白いですよね。余談ですが料理に関してはアイデアに詰まった時に考えるとアイデアが無限にある感じがしてモチベが湧いてきますよ笑
 
 

最後に

 色んな観点から「掛け合わせ」について紹介してきましたがいかがでしたか?既存の物を組み合わせるだけなので簡単だと思います。簡単ですが行う上で一つ重要なことがあります。それは「固定概念に囚われないこと!!」です。
ここの壁を越えればなんでも組み合わせることができます。勇気を持ってこの壁を突破した先にアイデアがあるのでみなさんも試してみてください。それでは、また別の記事で会いましょう。
 
 
 
Joey
2021.09.05

固定概念に囚われないこと、参考になります!!