第二回わっかそん

第一回わっかそんから約2ヶ月半を経た3/20...舞台をおしゃれな街、二子玉川に移して、はるかに規模の大きいわっかそんが開催された。第一回より参加者数はもちろん、参加者層が高校生のみから大学生・社会人へと拡大した。さらには、株式会社リバネス様をはじめとする企業のご協力によりテーマは「地域課題を解決せよ」という大枠の下、実際の企業様からご提供いただき、審査員は社会の第一線で働く方々に務めていただいた。

さて、開始時間になり、はじめに協賛企業の方々にそれぞれの企業の説明やテーマの発表をしていただいた。まだまだ企業の活動内容に疎い高校生たちは特に目をキラキラさせ、これから議論にするテーマへのヒントを探っていた。私たち運営側の人間もそれぞれの企業の課題解決への取り組みとその課題といったお話に感銘を受け、こう言った課題に対してどのような解決策がこのアイデアソンから生まれるか楽しみで仕方がなかった。

本格的にアイデアソンに入るまでに、わっかそん恒例のユニークなアイスブレイクが行われた。その名は「掘り出せ!Big Radish」。我々が探し出した何に使うか分からないようなアイテムを参加者のみなさんにその用途を考えてもらい、その秘めている大きなポテンシャルを解き放ってもらおうという企画であった。最初は参加者数の方々も緊張もあってか、なかなか議論が前に進まなかった。しかし、我々の狙いはハマり、徐々に尖ったアイデアや驚くような発想が交換され、グループ内の活気が漲ってきた。初対面でかつ世代も違う参加者の方々があっという間に打ち解けていく姿に我々は安堵するとともに驚きを隠せなかった。

こうして我々のメインイベント、アイデアソンが本格的に始まった。今回のテーマは3つ。それぞれ養豚業の活性化、ポイ捨てをなくす方法、教育格差をなくす方法といったものを題材にしていた。それぞれのテーマに3〜4つほどのグループが取り組むこととなった。今回のわっかそんでは予選・決勝と大きく2つにアイデアソンのステップを分けて、各テーマに対して1つのグループが予選を突破し、決勝にて全体にプレゼンをするという方式をとった。審査員の方々に自分たちの面白いアイデアを評価してもらいたい。この想いはグループを団結させ、メンバー一人一人が主体的にアイデアを出し合うことへの原動力となった。

決勝を経て、選ばれしグループには協賛していただいた企業の方々から豪華な景品が渡された。わっかそんロゴ入りのスマホスタンドなど、このイベントでしか手に入らないようなものもあり、受賞者の方々に喜んでいただけたのではないかと思う。しかし、もちろん我々は受賞者の方々だけではなく、世代を超えて「わっか」を作ることのできた参加者みなさんにこのイベントの楽しさを知っていただけていればと願っている。まだまだ世間のことに詳しくないが、オリジナリティのあるアイデアを提供していた高校生、そして経験豊富で様々な観点からグループの意見を分析し、まとめあげていた社会人、その双方がいたからこそ今回のわっかそんは充実したものにできたと強く思っている。