カンボジア
この国名を聞いてどんな印象を持ちますか。
今私はカンボジアの首都プノンペンで暮らしています。
来年の3月までカンボジアで生活する予定です。
これまで3度カンボジアにお世話になっているのですが、いずれも約10日間程度の滞在でした。
そして滞在期間のほとんどを地方の農村地域で過ごしました。
その時と今とで、カンボジアに対する印象が変わったということをここに綴っていきたいと思います。
よく「田舎の方が本当のカンボジアだ」と言います。
自分もそうだと思います。
ですが、果たして本当なのだろうかと疑うようになりました。
なぜならプノンペンにもカンボジア人は生活しているわけであって、やはりプノンペンもカンボジアであると。
そんな当たり前のことを想うようになったからです。
田舎だけ深く見ていた自分にとって、カンボジアは「貧しい国で誰かが手を差し伸べるべき国」だと想ってました。
しかしプノンペンでも生活してみて、そこに住む人や身の回りの人と関わりを持つ中で、カンボジアに対する自分の見方は変わりました。
簡単に言ってしまうと、これまでは無意識に下に見ていたのではないかと思います。
この人たちをどうにかして助けてあげたい。
機会のない人に機会を与えたい。
いやいやいや。
助けたいなんておこがましい。
自分よりも遥かに能力がある人、優れた思考の人、情熱のある人はたくさんいる。
それは大人であろうが子供であろうが、男であろうが女であろうが、金持ちであろうが貧乏であろうが関係ない。
正しい表現か分かりませんが、
それを発揮できる場を一緒に作っていきたいし、それができる
と思うようになりました。
自分の中で可能性がとても広がったと感じています。
ですが、まだまだ自分の知らないカンボジアがあるのではないかと。
これからももっとカンボジアという国を知りたいと。
そう想わせてくれる。
そこにカンボジアという国の魅力があるのではないかと思います。