当たり前じゃない

新型コロナウイルスによって僕たちの当たり前の多くはあっけなく崩れ去ってしまった。


眠い目をこすりながら受けていた1限の講義に夕方画面越しで出席したり、友人と一緒に入ったレストランでアクリル板越しに会話をしながら食事をしたり、無観客のスタジアムの中エルボーバンプで得点を祝福し合う選手たちの光景を1年前誰が想像したのだろう。


しかし、すっかり変わってしまった環境によって改めて気づけたこともある。

僕が所属する地域PJが例年関わらせていただいていたいくつかのイベントもまた新型コロナウイルスの影響により、中止せざるを得なくなった。

昨年の反省などを踏まえ、今年はそれらのイベントをアップデートし、もっと魅力のあるイベントにしたいと意気込んでいた僕にとっては悲しい結末に他ならなかった。

そんな中、僕は例年開催されていたイベントが当たり前のことではなかったのだと改めて気付くことができた。

もちろん、普段から僕らの活動を応援し、協力してくださる方々への感謝は忘れてはならないが、今年は特にそのことについて強く意識する1年だった。


上で少し触れたが、例年関わらせていただいていたイベントをアップデートし、より魅力のあるイベントにすることは僕の今年の目標だった。

計画していたイベントや活動が軒並み中止になっていき、目標を失い、何を目指して活動していけばよいかわからなくなった時期もあった。

そんな中でも、腐らず、何かできることはないかと模索し続けるメンバーたちの姿に、僕も負けてられないと思い、踏ん張ることができた。


一緒に活動するメンバーの存在の大きさに改めて気づけたこともコロナ禍での気づきの一つかもしれない。