こんな状況だからこそ

こんにちは、本日は「コロナ禍での活動」についてお話ししたいと思います。

私はWFTでは国外活動プロジェクト(以下国外PJ)のメンバーとして活動しています。
国外PJでは、WFTメンバーに団体の国外活動をもっと理解してもらい、国外活動に関するMTGがもっと深く、もっと楽しくなるように、また、団体外部に国外活動について紹介や広報をすることによって団体理解・共感をしえもらえるよう、活動しています。

もし、コロナが無かったら

国外PJは当初の予定だと、私たちがサポートしているカンボジアの村のことを知ってもらえるように村の様子や子どもたちの状況に模したイベントを開催したり、スタディーツアー(以下スタツア)での現地調査に向けてフォーマットを精査したり、メンバー対面でCambodiaTimeという国外活動理解のためのメンバー向けのイベントなどを行ったりするはずでした。

しかし、コロナにより対面イベント・スタツアは中止,対面でのMTGは行わずオンラインでMTG実施。そのことにより、当初のイベントや企画などは中止又は形式を変えざるを得ませんでした。

でも、こんな状況だから

現地調査に向けてのフォーマット精査に関してはスタツアが中止となったため、現段階での精査は必要なくなりました。しかし、毎年帰国後の調査まとめが不十分であることから、調査のまとめ直し,まとめ方法の決定などをおこない、今後情報が比較しやすくなるような調査まとめの基盤を作ることが出来ました。

CambodiaTimeはオンラインでの開催とし、昨年は不定期であったものを2週間に1回のペースで2か月間行いました。テーマとして、意外と知らない国としてのカンボジアを挙げ、ポルポト政権時代のカンボジア、急成長中のカンボジア、中国化が進むカンボジア、国としてのカンボジア,国の背景について理解を深め、サポートしている子どもたちの状況や国外活動でつまずくポイントともなる国が違うことによる価値観の違いなどを知ってもらえたら、と思い実施しました。
形式はプレゼンであったり、クイズであったり。正直この形式もコンスタントな開催も、オフラインであったら難しかったと思います。対面で行うと、画面共有が難しかったり、人数が多ければ騒がしくて話や指示が通りづらいから。だけど、オンラインだからこそ、画面共有がしやすく、インスタグラムのストーリー機能を使って答えを一気に集めることが出来、答えの共有なども容易に可能になりました。

9月にはオンラインで国際系学生団体交流会を株式会社VMKさんと共催という形で実施しました。
「海外渡航を実施できない今、出来ることを探そう」をテーマに、関東・関西の学生団体が集まり、現在ある悩みを共有してお互いにアドバイスをしたり一緒に考えたり。コロナ禍の中で団体で行っていることを共有したり、サポート先のことについて,団体のことに関して情報交換をしたり。サポート先も違ければ、住んでる場所も大学も違う。そんな人たちが同じ時間を、悩みを、アイデアを共有するというイベントを開催しました。
オフラインであれば、開催は難しい、又は参加地域団体が関東や関西に偏ってしまったかもしれない、オンラインというどこからでも参加できるからこそ、開催・成功できたイベントです。

こんな感じで国外PJはコロナだから何もできないねではなく、コロナっていうこんな状況だからこそ、ここがうまくいったよね、これが出来たよね、ってお互い褒め合いながら励まし合いながら前向きに活動することが出来ました。

後ろ向きに考えるのではなく前向きに。

こんな状況だからこそ、できることを。