日本ど真ん中まつりに出て経験したこと

 福井大学よっしゃこい3回生のインテグラルです。

 いつも練習ではけんてぃさんと呼ばれてますが…笑

 自分は今回記事にする内容は「日本ど真ん中まつりに出て経験したこと」について記事にしたいと思います。

 自分は去年開催された2019年日本ど真ん中まつりに他チームさんの限定募集として参加させてもらいました。大学一年生に観客として見に行った全国の中でも1.2を争う規模のよさこいの祭り、大学に入ってから初めてよさこいを知った自分にとって凄い衝撃を受けました。

 踊り子たちが踊るステージのデカさ、その演舞を見るお客さんの規模、それに何よりも一つ一つの演舞が全て自分の心を「アツく」することにです。

 また、決勝戦に勝ち残った素晴らしい演舞を披露するチームは、あたりが暗くなり後ろのスポットライトに照らされてアイドルのライブに来てるような感覚になります。

 心臓に直接刺激しているような大音量のスピーカー、観客席の熱気、全てが今までの人生の中で初体験、別次元の体験でした。踊りの上手さがまだ分からなかった自分でもその時の踊り子さんたちは全員輝いて見えました。

 そんな衝撃的な体験をしてから1年が経ち、ある程度自分もよさこいの踊りができるようになった夏、日本ど真ん中まつりの参加を決意しました。一年前からすごいステージで踊ってみたいという興味本位だけで参加を決意していました。

 そんな気持ちで限定募集をしていたチームに参加したのですが、そのチームはほぼ毎年決勝戦に進む強豪チームでとても練習も厳しく、練習時間も自チームの2倍以上ありました。全く自チームとレベルが違い焦っていましたがそれよりも自チームと全く違ったところがありました。

 それはチームメンバー全員が完全に共通のチーム理念を共有し、その実現に向けて何をすればよいか一人ひとり考えて行動していたことです。

 全員がチーム理念を完全に共有する、言葉では簡単かもしれませんがとても難しいことです。自分のチームには、その当時明確なチーム理念はなく毎年どのようなチームを目指すかいわばスローガンに近いものを決めているだけでした。

 よく考えてみれば、強豪チームは毎年作る演舞、演舞曲はそのチームの特色が強く出ています。そのおかげで、審査員の人たちも分かりやすくそのチームの強み、何を伝えたいかはっきり感じ取ることができます。でも、自分たちのチームは毎年曲風が違い自分たちの特徴もはっきりと伝えることができませんでした。

 つまり、強豪チームと自分たちの違いそれは「チーム理念の有無」ということです。日本どまんなか祭りに参加することでこのことに気が付けたのはとても幸運なことでした。

 厳しい練習を行い、いざ本番に向かう時、沢山の会場運営のスタッフとすれ違いました。スタッフの皆さんはほぼ全員ボランティアでやってもらってるらしいのですが、全員嫌な顔せず自分の持ち場を離れていませんでした。愛知県名古屋市はその時晴天で30℃は軽く超えていたと思います。

 この時自分は、自分のためやお客さんのためだけでもなく、

会場運営に携わってくれたすべてのボランティアスタッフ

 の為にも、最高の演舞を披露しないといけないと思いました。ボランティアの皆さんがいるおかげで祭りが成り立っていることを私たちは忘れてはいけません

 長文になりましたが、来年こそは再びあのステージの上で演舞したいと思います。

 見てくれた人は最後まで読んでくれててありがとうございました。