ビジョン

「ほんま、けっこい！（本当に、美しい）」

小豆島中山の美しさ、ぜひ知ってもらいたいです。

香川県の高松港からフェリーで1時間、小豆島からさらにバスで進むと、日本の棚田100選に選ばれた中山千枚田が現れます。

湯舟山の新鮮な水が流れる中山千枚田は古くから棚田米が生産されてきました。きれいな水は米だけでなく、そうめんや醤油といった小豆島の産業を支えてきました。

棚田を下ると、地元食材をふんだんに使用したレストラン「こまめ食堂」や、中山農村歌舞伎の舞台などがあり、長年地元の人から愛され続けています。

中山の棚田で毎年行われる行事である「虫送り」では、たいまつを持って棚田の上から下へと虫を追い払います。その景色はとても風情があり、東京や大阪からも写真家が訪れます。

大学入学後に神奈川県から香川に越してきて、村の人の温かさや米作りの楽しさ、難しさをたくさん学びました。

現実は厳しいものです。
就農者の減少や高齢化により、耕作放棄地が増え、観光客の増加により、あぜ道への侵入など様々な地域課題に直面してきました。

棚田の会やSUIJIプログラムでは、中山の人から多くのことを学び、大学生が学生なりの視点で考え、中山の「けっこい」景色や人を何年も先まで見られるような活動をしています。