ビジョン

私は、いじめの多い小学校にいた。いじめの標的は、見た目などの違いから外国人が多かった。しかし、いじめられるのが怖くそのいじめを第三者として見ていた。また、私のコミュニティにはボス的な存在の子が常におり、「何かをしたらいじめられるのではないか」という恐怖と不安から自分を押し殺して生きていた。常に従って小学校生活を過ごした。そして私は中学受験をし、地元とは異なる中等に進学した。そこで出会った新しい人、環境に感動した。自分らしく生きられる環境、私の意見も尊重してくれる友達、みんなで一緒に勉強を頑張ろうという姿勢。私は自分らしく生きることの楽しさ、友達と協力することの大切さ、みんなで目標に向かうことの楽しさなどを学んだ。今アルバイトとして温泉ホテルで働いている中で、また差別を体験した。具体的には、一緒に働いている出稼ぎできたネパール人は、色が黒いし日本語も聞きにくいから日本人に対応させろというクレームが入ったのだ。これらから、マイノリティの人に対する差別というのは、年齢関係なく様々なところに根付いているというのを体験した。私は、将来はこのような第三者の弊害によって生きにくいマイノリティの人が、生きやすい世の中をつけるのに貢献したい。そのために、まずは自分自身が包容力のある人になり、様々な意見を取り入れてまとめられる人になりたい。