現在、我々は新型コロナウイルスという目に見えない脅威に晒されている。
大学の授業がリモートになったり、アルバイトのシフトが激減したりなど、この1年間でもさまざまな変化があった。
都市計画を専攻している立場からコロナ禍について考察すると、現在の都市構造がコロナに対応できていないと言っても過言ではないと思う。若者の憧れが詰まった東京や大阪などの都市部は今では非常にリスクの高い場所となってしまった。
一方で佐賀をはじめ、田舎ののどかな風景はコロナ禍になっても変わることはない。
ありがたいことにインターネット通信技術の飛躍的革新によって、田舎にいても手軽に情報を集められる時代になった。そしてデジタルシンギュラリティも間もなくその時を迎えると研究者は口を揃えている。
このように情報格差がなくなり、むしろ可視化できないリスクによって都市が絶対的に安全な場所ではなくなってしまった。そうなると地方にしかない魅力を再発見・再構築する時代なのだ、と私は考える。
だからこそ私はエリアマネジメント組織を設立して職種を横断した「なんでも屋さん」として地域の閉鎖的な空間や雰囲気に風穴を開ける必要があると考える。そのいつかエリアマネジメント組織を立ち上げるために今日のMake-Senseでの活動に注力している。