私立一貫校に通い、オーケストラ部に所属していた私は、毎日バイオリンの練習に励む日々を過ごしていました。
私の人生のターニングポイントは、高校三年生。大学受験を控え進路を考えているときに、たまたまネットで見つけたのが「エシカル」でした。
当時の私は、大学生になったら国際協力に関することがしたい!と考えていましたが、"途上国でのボランティア活動"しか思い浮かびませんでした。
そのため、「エシカル(=社会や環境に配慮すること)」という考え方は、私にとってとても新鮮で衝撃でした。
「大学生になったらエシカルに関係することをやろう!」と、エシカルの意味さえまだ具体的に理解していないくせに、エシカルという言葉にとても惹きつけられました。
高校三年生の宣言どおり、大学ではエシカルに纏わる活動に参加しました。それが"To2Bag"です。当時のTo2Bagは、「カワイイ!」という気軽なアクションから商品を手に取り、ソーシャルビジネスとバングラデシュの社会問題について知ってもらう活動をしていました。
「エシカル」と直接的に謳ってはいなくても、エシカルをもっと深められるのではないかと考えた私は、To2Bagの活動にどハマりしました。
To2Bagのメンバーとカンボジアとラオスに行き現地のブランドや工場を見学したり、To2BagのSNSを動かしたり、フライヤーを作成したり…。メンバーの中には、自分と興味分野が近いひとが沢山いたため、エシカルに関する感性を刺激することができとても充実していました。
大学三年生になり、私は今To2Bagのリーダーを務めています。春にはTo2Bagの商品が作られているバングラデシュの工場に行き、今まで耳にしていたバングラデシュの現状を実際に知ることができました。
周りのメンバーに支えられながら、To2Bagの活動に励んでいます。