埼玉県川越市で育ちました。両親と7つ上の姉がいます。5つ上に兄もいましたが、子どもの頃に亡くなっていて。その分もあってか、可愛がられて育ちました。特に父にはよく甘えていました。
幼稚園に入ると人に対して関心が強くなり、先生やクラスの男の子をすごく好きになりました。気持ちが高まり、「愛するXXくんへ」「だいすきなXX先生へ」とラブレターを書いていたほどです。相手に何かを求めている訳ではなくて、溢れる好きを伝えたかったんです。
小学生になってもその性格は変わらず、人目をはばからず好きを伝えまくっていました(笑)好きな男の子を見つけては、友達とその子の話をするのが何よりもの楽しみでした。
中学生になったらだんだん、周りを意識するように。今までは自分がどう思うかが全てでしたが、他人にどう思われるかを考えるように。そしたら、今までのようにすぐに好きとは言えなくなりました。加えて、他人と自分を比較して、自分に自信が持てなくなりました。
小学生のとき胴着姿の先輩に憧れ剣道を始めていたので、中学では剣道部に入りました。部員が多く、自分よりも強い人もたくさん。なかなかレギュラーにはなれませんでした。そしてそのことも、自信の喪失に拍車をかけました。
勝てる方法を考え自分でシミュレーションしながら、フェイントと見せかけて小手を入れるやり方を考え、少しずつ自分の技を確立していきました。もっと頑張って、辛くても耐えなきゃいけないと、自分を追い込み練習しました。
その結果、ある個人戦で念願の選手に選ばれ、出場することに。面をかぶると不思議と緊張は解消。決勝まで進むと、相手は同じチームの部員でした。3分1本勝負、何回やっても勝負がつきません。延長につぐ延長、二人ともヘトヘト、フラフラ。最後の最後に、勝敗を分けたのは、気力でした。ここでの優勝は、「耐えて頑張れば自分にもできる」という大きな成功体験になりました。
将来のことはほとんど考えず、付属の大学の社会学部へ進学。大学では防具を背負う選択肢はありませんでした(笑) でも根っからの体育会気質、ラクロス部に入部しました。アルバイトも掛け持ちし、一人暮らしをしながらやりたいことを楽しみました。就職活動の時期になると、何か自分を表現できる仕事がしたいと考えるようになりました。剣道をしている時はよかったですが、それ以外においては他人の目が気になって、自信を持てない自分がいました。剣道を離れてももっと自分を表現して、自信を持って仕事をしたいと思ていました。そこで浮かんだのがマスコミ業界。クリエイティブで華やかなイメージがあったので、広告代理店やテレビ局などに絞って応募していきました。
最終的には、面接時などに感じた社員の人柄に惹かれて、ダイレクトマーケティングに特化した広告代理店を選びました。
■ 2001年広告会社へ入社■ 法人営業として経験を積む傍ら、演劇の世界に魅了され劇団に入団。その後転職し演劇興業プロモーションに従事。
■2008年伊藤忠商事子会社に転職■ 医療機器のマーケティングに従事。学会での製品プロモーションや営業ツール制作に携わる。2017年人事部門に異動し、採用、教育、広報業務に従事。経営と現場間の隔たりに問題意識を持ち、社内報により会社、社員一人ひとりの思いを見える化し、役職や組織を超えたコミュニケーションの向上に注力。
■2019年Life core Lab 開業■ 組織を離れ、キャリアコンサルタントとして独立。1on1カウンセリング、専門学校講師、大学就職支援、女性向けオンラインキャリアコミュニティでのキャリアコンサルティング、企業研修サポートなどに従事。一人ひとりが自律した生き方、働き方を実現していける社会を目指しパラレルに活動中。