デザインとは「設計」という意味です。
日本では「化粧」としての側面が強く、サーフェスな領域の仕事だと認識されています。しかし、デザインの本質は課題解決です。
この社会で、もし道路標識が見づらかったら、点字ブロックがなかったら、ガードレールが衝撃に強くなかったら、家が地震に弱かったら。
さらに昔なら、狩りの道具がなかったら、火を絶やさない方法がなかったら、雨風から身を守る服がなかったら。
どれだけの生命が失われたでしょう。私達も生まれてこなかったかもしれません。
生命の危機という課題に取り組んだ人たちは、化粧ではなく設計で命をつなぎました、その人達こそが真のデザイナーだと言えます。
そして、そのデザイナー達が残した未来、つまり今でも世界には多くの課題が残っています。
今を生きる私たちがデザイナー(設計者)として、あらゆる課題を解決しよりよい未来を残すことは責務であり、すべての人が未来をデザインする仕事ができる環境を作っていきたい。