私は人間関係のいざこざが嫌いなので誰に対しても穏便に接します。しかしそれは同時に誰とも本音を交わさないという事も意味します。例えば、相手と意見が食い違った時や、対立した時に簡単に自分の意見を曲げてしまいます。なので、表面上は上手くやれても本音を交わせる人は多くありません。
そんな自分ですが、映画研究部に入って少し変わりました。部の雰囲気もあってか、入部してすぐに本音を言い合えるようになったのです。それまで自分は自分が本音を言うことで相手を不愉快にさせないかと恐れていました。ですが、そうでもないのかもしれないと思えるようになりました。
今、そんな仲間たちと共に映画を作っています。脚本、演出、撮影など全てを自分たちで分担して1から作品を作ることは難しいですがとても楽しく、全員情熱を持って作成に取り組んでいます。映画を通じてこの情熱が伝わればいいなと思います。あわよくばその映画を見た人が自分もこんな作品を作ってみたいと思ってもらえれば幸いです。