【厚労省官僚時代】
「結果責任」を負う潔さ、実行を担う重さを学んだ。それを背負う行政への志を育んだ。
- 高校時代に「落日燃ゆ」で読んだ広田弘毅(戦犯として絞首刑)の人生
- 自分のミスを守ってくれた上司、矢面に立つ先輩たちの姿
- 東日本大震災での計画停電、死者を1人も出してはならないミッション。シンゴジラ経験
【官僚時代】
常に時代を前進させたい。勇気を持って変化を起こしたい、と奮い立った。
- 政府に入ってからの意味ない前例(決裁のこより等)への強い違和感
- 前例がない、で議論が止まることに辟易
- 現状維持派によるアラ探し、新たなアイデアを「思いつき」と失笑する人々
- 父の遺書「世界平和」を実現してほしい
【生涯を通じて】
地方の力、故郷の力を最大限に引き出したい。
- 大学時代に感銘を受けた「鄙の論理」、講演会
- 官僚時代の国の地方を見下した視線、職務室に溢れかえる地方からの歳暮、出張のときの金屏風
- 筑豊で出会った人々の諦め、シングルマザーの戸惑い
【官僚を辞する覚悟】
官と民の力を結集させたいと、強く想像した。
- ひたすら「民間」の欠点を答弁として書き続けた係長時代(医政局)
- マッキンゼーに行って感じた緊張感とスピードと前のめり
- 介護人材の担当室長になって、業界に「人手不足は厚労省の責任だ」と言われた
【アメリカ、イギリス駐在時代】
目いっぱい生きたい。あらゆる経験をしたい、と跳びまわった。
- 英国赴任時の寿司アカデミー、「イギリス」とつく本の作者に片端から手紙
【民間企業へ転じて】
失敗してもチャレンジ、「安全地帯」から出ることの面白さに身震いする毎日。
- マッキンゼーに行っての郵便物仕分けから、弁当の注文から、年下にこき使われながらビジネスを覚えた経験
- 自分の居場所を見つけた合宿(回転レシーブとビリヤード)
- 開き直って働いて、落ちこぼれからエースと呼ばれるリカバリー経験
【友人づきあいを通じて】
他人に尽くすこと、喜ばせることの幸せ。
- 部下の結婚引き合わせ
- 毎日、説教部屋で説教し続けたこと、厳しく接したが、ことで、最終的に絆が深まった
【海外駐在で世界の人々と語らって】
「自立」した個人が「連帯」する社会を目指す、と決めた。
- 9.11テロの後に見せたアメリカ人の結束。レジリエンス。
- ロンドンで見た個人の確立と共生。爽やかさ。