うめつぼ
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ヒストリー

出身地

山口県下関市

幼少期の暮らし、体験

○小学校入学前まで
​・小さい頃から絵を描くのが好きだった
​クレヨンやマーカーペンで拙いながらも父や母を描いた絵が、今でも家に飾られています。
​女の子や動物を題材に、ちょっとした漫画をノート数冊に渡って落書きをしていました。
​・本を読むのが好き
本によって絵柄も物語の毛色も明確に違う事に興味を持ったのか、絵本も沢山読み漁っていて、その為にずっと室内に引きこもりっぱなしの子供だったと思います。

○小学校から
​・絵を描く事と本を読む事が好きなのは相変わらず
人見知りが災いし、特に低学年の時は遊ぶような友達がいなかったために、昼休みは図書室で小説/漫画/絵本/図鑑を問わず様々な本を読みふけているか、教室でノートに絵を描きなぐっているかのどちらかでした。
絵に関しては描いた作品がいくつか賞を取ったこともあり、評価される事が嬉しいと感じた一方、先生の「これは(どちらかと言えば)大人っぽい絵だから」という理由による指導と添削で、描いた物が違うものにされる事に疑念を抱いてはストレスを感じていました。
​・ゲームとの出会い
​この時からDSを通じてゲームという世界に出会い、1本のソフトに詰まった独自の世界観と物語性、そんな世界をボタン操作で動き回れるワクワク感、一緒に遊ぶことで体験を共有できる楽しさに魅入られて、いつしか「ゲームクリエイターになりたい!」と思うようになりました。
​この頃は、ゲームクリエイターと言っても単に「ゲームクリエイター=とにかくゲームをプログラムする人」というあやふやな認知でした。

中学・高校時代

山口県立下関南高等学校 2021年卒業
​○中学校
​・人見知りはなかなか治らず
友達がいない訳ではありませんでしたが、クラスメイトに話しかけられても中々上手く話せずにいました。友達という話し相手がいる事に甘えて、克服する事も特にありませんでした。
​・「自分の絵」を描くように。でも……
小学校6年生からインターネットの世界に入り、そこで出会った同じく絵を描く人達の画力の質の違いや独自の世界観に圧倒されて、そこから単に絵を描くのを楽しむのではなく、「自分だけの絵」を創り上げる事に貪欲になっていきました。
しかしその過程で、当時サイトで人気を集めがちだった絵柄と自分の絵柄の差異を見て「私の絵は誰にも愛されない。受け入れられることはない」と勝手に思い込み、自分の描く絵を卑下するばかりでいました。
​・「学ぶ」楽しさを知る
この頃は新しい事を知る楽しさを知り、学ぶ事にとても意欲的でした。
授業では特に理科が好きで、よく自分から先生に一足先の単元を教えてもらっていました。あまりにも手を挙げて正解を発表するものだから、先生から逆にまったく当てられない事も。
​・部活はコンピュータ部に
​夢への1歩として入部。簡単にドット絵制作をして用意されたゲームのグラフィックをいじったり、MMDや音楽制作ソフトを触ったり。3年次には部長を務め、卒業までにパソコン検定4級を受けて合格しました。
夢が「ゲームキャラクターデザイナー」に
絵を描く事の奥深さを意識しだしてから、次第にゲーム​の中のビジュアルイラストやキャラクターデザインに目が行くようになり、漠然と「ゲームキャラクターを手がけたい!」と思った事が、一先ずの将来の夢になりました。 

○高校
​・人見知りを克服
​入学当初から同じ中学校出身の人達はみな別クラスでクラスに知り合いがいなかった為、自ずとコミュニケーションを取るようになりました。高校2年生からは、大抵の人と円滑に話す事が出来るように成長しました。 
「自分の絵」が好きになる
高校生になってから、ソーシャルゲームの世界に出会いました。
​アプリの中の色んなキャラクター達を多くの絵師さんが手がける中で、自分のように絵柄が一際個性的なものが当然のようにゲーム内で表示され、そしてそれをプレイヤーも好意的に受け入れている光景を見て衝撃を受けました。
「自分の絵も好きになっていいんだ」と思い込みは解消され、今の絵柄の方向性で突き進む事を決意。どうしたらより自分らしく、魅力的に描けるのかを模索し続け、今では自信を持って「自分の描く絵は素敵だから、何より大好きだ」と言えるようになりました。
とにかくゲームに絵で関わりたい!
ソーシャルゲームの世界を知った事で、フリーランスのイラストレーターとしてゲームイラストに携わる選択肢がある事を知りました。
当時とにかくゲームキャラクターの制作をしたかった私は、そこに至るまでの経緯をあやふやにしたまま、当然のように将来の夢の選択肢として視野に入れましたが、この安直さが後に大きな挫折を生むことになります。
​・ほろ苦い部活の思い出
​高校で入った美術部では、アクリル絵の具でキャンバスに絵を描き、高校総合文化祭で賞を狙うという活動をしていました。
​実際数々の賞の獲得に貢献している顧問の先生からの指導の元で、その中でも私は特別自由に描かせてもらっていたのですが、絵を指導される事にトラウマを抱いていた私は、制作中の絵にモチベーションが無くなると部活に顔を出す頻度が減るなど、お世辞にも誠意があるとは言えない態度でした。
結果、この三年間私は1つも賞を取ることは叶わず、対して先生の指導を素直に受け止め、作品に向き合って描いていた友達の絵が受賞して全国行きに。
​色んな方から「面白い絵になる」と評価された作品も、「大人っぽくて高校生らしくない絵」という評価で落とされたのだろうと聞いて、当時は無力感に苛まれていました。が、今思えば自身が作品に真剣に向き合わなかった自業自得だと思っています。
​当時は響きませんでしたが、絵を正当に評価される事を諦めていた私に対して、顧問の先生が「私は貴方の描く絵が大好きなのよ」と言ってくださった事がせめてもの救いでした。部活の仲間たちとの日々は楽しかったものの、この3年間の先生不孝を悔いて止みません。
・大学受験で挫折
進学校に入学した私は、進路として美大、美術工学、情報工学を考えていました。しかし​コロナ禍による進学先の制限、金銭的な問題、家族間の揉め事、安直に決めた為に生じた自分がしたい事の方向性のブレなど様々な事が重なり、志望校に九州大学、九州工業大学を挙げたにも関わらず、ロクに対策も真剣さも1歩足らずに全て落ちました。当時不慣れなリモート形式が一定数占める大学の授業の意義を問う声もあり、何より様々な事に振り回されて疲弊していた私は、浪人せず1年休養期間を設けることにしました。

大学・専門学校時代

専門学校九州デザイナー学院
○1年もの休養期間
・「やりたいこと」を再認識
​休養期間に入るにあたって、次の1年を思いっきり頑張る為に、この1年は大学受験で全く出来ていなかった、「自分の好きなように思いっきり絵を描く」ことをやろうと決めていました。
​この1年の成果を言うと、擬人化ジャンルを中心に、描いたキャラクターはおよそ100種類。あくまで趣味として描く為に表立って公表はしていませんでしたが、ゲームの立ち絵として使用する想定で制作し続け、実際に「そういうゲームのイラストかと錯覚した」との言葉をいただいて1番嬉しいと実感した時、やはり私は​「ゲーム制作にイラストで携わる」お仕事がしたいのだな、と再認識。実際に仕事に役立つ技術を学べて即戦力になれる、専門学校に進学する事を決心しました。
​・人生初のアルバイトを経験。人と関わる楽しさも知る
​休養期間と言えど、絵を描く為に引き篭もり続けていると、実際にコミュニケーション能力などの社会生活に必要な能力の衰えを感じました。この先の事を考えると少しでも貯蓄が欲しかったのもあって、この1年の何シーズンか、イベント業のアルバイトをしていました。
​未経験なので失敗も当然のようにありましたが、失敗はその場で即解決策を見出して、次に活かせるように心掛け続けました。
さらに、仕事の効率化、円滑化を図る為に、他の人の仕事ぶりを見ては出来る限りいつでもその人の代わりを務められるようにしたり、お客様に出来る限り寄り添えるようにお客様1人1人の様子を観察して何をしてほしいのかを考察するようにしていました。
その為か、仕事ぶりを褒められたり、お客様から喜んで頂けるのがグンと増えたので嬉しかったです。
また、接客をする中で様々な方の事情や人柄を知る事にも繋がりました。事実としていろんな人がいることを知っていても、実感として伴う事は少なかったので「本当にこんな人がいる」という人生経験が豊富に得る事が出来て、とても有意義な時間でした。
・「絵を学ぶこと」を意識
​絵を描くことを仕事にすることは、すなわち絵について「学ぶ」こと。
好きな事であるが故に何か対策を立てないと中途半端に趣味の意識が混同しそうだと考えた私は、「仕事の為に絵を学ぶ」意識を養う為に、休養期間のうちに少しでも絵の基本の理解を固めようと思い立ち、趣味の制作の傍ら、美術解剖学を学んだり、クロッキーやデッサンに取り組んでいました。
​趣味の制作が練習した事を試す本番代わりにもなっていたので、効率よく基礎画力の向上に繋がるのを実感出来て、在学中の現在もモチベーションも高く維持しながら続けられています。

○専門学校(現在)
・ついに憧れの世界へ
1年の長くて短いような休養期間を経て、専門学校に入学。ついに絵の世界に飛び込むことができました。
様々な事に造詣を深める為に、ゲーム業界就職を目指すカリキュラム中心のマンガ学科コミックイラスト専攻ではなく、イラストレーション学科を選びましたが、デジタル作画は勿論のこと、アナログ画材にも触る事が出来てIllustrator等のソフトウェアスキルや企画力も身につく有意義な授業ばかりで毎日が楽しいです。幅広い技術を学ぶ分大変ではありますが、絵で仕事をする夢を叶えるために日々邁進しています。
​​○今の指針
最終的な目標は「ゲーム制作に携わるフリーランスのイラストレーター」ですが、まずスキルアップと業界経験を兼ねてゲームデザイナーとしてゲーム会社への就職を目指しています。
在学中はキャラクターデザインだけではなく背景作画やUI/UXデザインを独学で身につけ、更にはblenderを使った3Dモデリングにも手を出そうと考えています。
この2年間でどれだけ成長出来るかは未定ですが、就職して即戦力になれるように精進していきます。