↑高校展で賞をいただいた作品「ラヴ」
中学に上がり本格的に絵が上手くなりたい!と考えるようになり、PixivやTwitterなどのSNSをたくさん使い色々なものに触れ、たくさんの刺激を受けさらに表現の幅は広がりました。逆に他の人の作品を見ることで落ち込むようなことも増えてしまったのはありますが、今も変わらずすべての人へのライバル心のようなものを燃やしながら前に進んでいます。中学二年生の頃からスマートフォンを買ってもらい、少しずつ自分の描いたイラストをアップロードしてみたりしてオリジナルのものや二次創作、ファンアートそれぞれほんの少しのリアクションをもらえたことが嬉しくてイラストを描いてはTwitterにアップロードしてリアクションをもらい喜びました。受験期は勉強はしたくないことからの現実逃避でなのかとにかくたくさん絵を描いていました。この間に短い期間でたくさんのイラストを描いたりみたりすることで描く力も見る力も急成長できたように思えます。
高校は1年生から美術コースのある学校へ進学を決め無事合格、中学では幽霊部員というかほぼ退部をしていた美術部に再度入ることもしました。中学の美術部では何枚かデッサンを経験し、よく褒められました。1年の夏休みには一枚のイラストを水彩絵の具で描き、展示会で展示がされました。ですがそれよりもかえって一人で絵を描くことの方に集中してしまい、部活に参加することはなくなってしまいました。そういう中途半端な気持ちを改めるためにもう一度美術部に入部してみようと思いました。
高校では高校展、芸文祭という大きめの展覧会に応募してたくさんのライバルたちと競うという対抗心がとても熱く芽生え、かなり努力して作品制作をしていたように思います。
一年でいきなり扱ったことのない油絵、B2くらいの当時は見たことのない大きさのキャンバスでの作品制作に若干戸惑いましたが新しいことに挑戦することの楽しさ、油絵の楽しさに気づけた良い機会でした。個人的にはアクリル絵の具を使った大きな一枚絵の制作よりも油絵をしている方が楽しさはあったのですが、1年2年共に展覧会で油絵での入選はできませんでしたが、2年の高校展に向けて制作をしたアクリル絵の具での作品は奨励賞をいただきました。もちろん優秀賞が欲しかったのですが、自分でもそこまでの自信を持てる作品ではなかったので奨励賞をいただけただけでとても嬉しかったです。