在日外国人の本音インタビュー第1弾!!〜国際基督教大学(ICU)に勤める先生〜

こんにちは。突然ですが、皆さんは在日外国人が実際に日本で生活する上でどんな悩みや日々の日常の中でどのようなことに驚きを感じるのか想像できますか?

今回の投稿ではICUの呼び名で有名な国際基督教大学で物理学を教えるドイツ人のHizer先生に在日外国人として長年(25年間も!)日本に住む上で感じていることや驚いた経験など外国人からの視点から見る日本の生活についてお話していただきました! 

まずICUでは多くの国や地域から集まる外国人学生がたくさんいます!その中で日本人と外国人は一緒に授業を受けるそうなのですが、基本的に授業は英語で行われるため授業自体に苦労するのは日本人の英語力にあるそうです。では、外国人学生にとってはどのようなサポートや課題があるのでしょうか?在日外国人が普段の生活で不便に感じることはなんでしょうか?いくつか質問をお聞きしました。

Q)外国人留学生たちが国際交流をする場所やコミュニティはありますか?

A)はい。外国人留学生たちの中でも英語以外を母国語とする生徒たちも多く大体そのような生徒は日本語を学ぶことができるクラスで日本語と英語の両方を勉強します。ここで他の外国人留学生と交流する機会を得ることができます。しかし、国際交流といっても日本人の学生を交流することができるきっかけとはなりませんね。その代わりに、1年生の時に全ての学生が一緒に集まる機会があったりクラブ活動を通して日本人の友達はできると思います。

Q)外国人の学生の悩みなどを聞く機会はありますか?

A)年に3回ほど毎学期ごとに一人一人の学生と面談をする時間を設けておりその際に外国人学生が抱える悩みなどを聞いています。例えば、一人ぼっちではないかということやお金に困っていないかなどの質問です。しかし、コロナ禍においてそのような機会は減ってしまっているのが現状です。

次に在日外国人として先生自身の体験をお聞きしました。

Q)はじめ日本に来た時に大変だったことは何ですか?

A)やはり言語の違いには苦労しました。日本の道具や日用品など全てのものが日本語で表示されているため身近な道具(例えば電子レンジとか)の使い方などもわかりませんでした。また、物価の違いにも驚きました。日本と海外ではお金の値段の感覚が異なりますね。しかし、日本の生活で役に立ったものの中で実際に日本人の家庭と交流するサポートが行われていて興味のある文化などについて日本の家族に教えてもらうことができました。

Q)何が原因で外国人にとって日本での生活を難しくしていると思いますか?

A)日本人も人たちはみんなフレンドリーで話しやすいです。しかし、やはり文化の違いというのは大きいと思います。例えば、日本人はルールに厳しかったりきっちりとした性格でマナーを大切にすると思います。しかし、中には海外ではもっとのんびりとした性格の人が普通であったりするためそのような認識の違いやどのようなことに価値を置くかなど違いは出ると思います。特に、時間にきっちりしていることなど日本人ですね。

他にもたくさん質問をしましたが、今回は特に興味深かった回答を紹介しました。Hizer先生とのインタビューでは様々な気づきが多く見られました。特に全てのものが日本語表記であることは大変であるとおっしゃっていたことなど確かに何もわからなかったら使うこともできませんよね。このように、当たり前でも日本人だから見過ごしているところも外国人にとっては難しく感じることにつながります。

私たちconnect projectは今後ももっと多くの外国人の経験を色々お聞きして外国人の視点から見る日本をたくさん発信していきたいと思います。Hizer先生、インタビューどうもありがとうございました!!

この記事を読んであなたは彼らに何ができると思いますか??