こんにちは。今回のブログは在日外国人の本音インタビュー第2弾です!
今回の投稿では、技能実習生の在日外国人をささえる、服部さんという方に在日外国人の抱える悩み、在日外国人を支えるうえで感じるやりがいなどについて色々お聞きしました。
Q)具体的にはどんなお仕事をされているのですか?
A) 仕事内容としては、在日外国人の技能実習生を支える仕事をしています。在日外国人が日本に入国してきたときに、日本の文化、VISAの取り方について教えてあげたり、生活面のサポートなどをしています。例えば、まだ日本になれない在日外国人にとっては病院に行くことも大変だったりするので、一緒に付き添い、サポートすることもしています。日本の企業にとっては在日外国人は安い、若い労働力でいいように使っていいと思われていることが多く、暴力を振るわれていることが多いです。だから、中立な立場になって在日外国人と企業の関係を保ち、労働者を守ってあげるのは仕事の大きな役割としてあります。
Q)在日外国人の技能実習生を支えるお仕事をやろうとしたきっかけは何ですか?
A) 私は大学生の時にインドネシアに一年留学していました。住んでいた場所は、スラム街ではないけれどすごく貧しい地域で、街中でストリートフードを食べたところ体に合わなくて、ひどい嘔吐、震え、熱などを経験しました。それから少しして、あるインドネシア人にご飯を「ちょっと食べてみて」と言われましたが、スプーンが汚く、嫌だったので食べたくないといいました。すると、相手のインドネシア人には「だから日本人が嫌いなんだ」といわれ、よく考えたら自分からしたら汚くても、彼らからしたら普通なものであって、知らず知らずのうちに見下してしまっていたことに気が付きました。日本人の人たちは自分たちがもっている「当たり前」が軸になって在日外国人のことを判断していて、自分たちは正しいと思ってるが、その基準をもってない人からしたら当然だが「見下されている」と感じてしまうのだということに気付き、在日外国人に寄り添った活動をしたいと感じるようになりました。
Q) 仕事をするときに、やりがいを感じるのはいつですか?
A) 「ありがとう」と言われる言葉をかけられたときに一番やりがいを感じます。例えば、在日外国人の住んでいる家に行って、ご飯を食べて最近の状況をチェックしていると「そういうことをしてくれる人はいない」と言ってお礼を言ってくれた時はすごくやりがいを感じました。また、元気にいつも働いている在日外国人に「先生ありがとうね」と言われたときに時より見せる無邪気な笑顔を見た時などもすごくやりがいを感じます。
Q)在日外国人が日本に住んでいるうえで感じている悩みなどはありますか?
A) 在日外国人たちは本当なら学校に行ったり自分のやりたいことをやっていたいのに、家族のために働いています。しかし、そのなかで彼らは仕事先、バイト先で外国人だからという理由で不公平に対応されてしまい、日本人との壁を感じてしまっています。たとえば私の婚約者はボリビア人でカフェで働いているのですが、ほかの子も自分と同じようにミスをしているのに彼女がミスすると「君は外国人だからやっぱりわからないんだね」と言われてしまい、「やっぱり外国人」という言葉は彼女をすごく傷つけてしまいました。じゃあ日本人が偉いんですかって思ってしまうし、この言葉の暴力は一番身近にあるけど一番傷つく日本の壁であると思います。
今回の服部さんとのインタビューでは様々なことに気付かされました。とくに私たちが自分たちにとって普通なことを、在日外国人を見る時の基準にしてしまってることによって知らず知らずのうちに彼らを見下してしまっていることが印象的でした。私たちの住んでる日本では蛇口をひねったら水が出ること、食品が衛生的であること、教育を受けられることなどのことは普通のことです。しかしこの基準は必ずしもほかの国々に当てはまることではない。悪気がなくても、このような見下されたような言葉を向けられたら在日外国人はどのような気持ちになるのか、わたしたちはもっとかんがえるべきだとおもいます。これからの活動ではこの現状に対してより多くの人たちに認知してもらえるように頑張りたいです!