つなぐ、つなげる

こんにちは。命をつなぐPROJECTの川手です。

初めてPandoの記事を書きます。よろしくお願いします!


まず「命をつなぐPROJECT」って何をしている団体なんだろう?

きっと多くの人はこのプロジェクト名を見て、「多分いいことしてる団体なんだろうな〜」と抽象的なイメージを持つと思います。


"命"ってなんだ?  人の命?生き物の命?

"つなぐ"って何と何をつなぐの?


私自身も新入生募集のチラシを見た時その名前に興味を惹かれて、新入生歓迎会に足を運んだことを思い出します。そこから2年間と少し、命Pのメンバーとして活動していて感じた「つなぐ」について、私なりの考えを文章にしてお伝え出来たらなと思います。



〇1つ目のつなぐ「人と人をつなぐ」

まず最初に感じたことは、人とのつながりです。

他のメンバーの記事を見ていただいても分かるのですが、命Pは様々な大学や専門学校の学生が集まって一緒に活動しています。本当に個性があって頑張り屋さんな人たちばかりで、たくさんの刺激や知識をもらっています。

また、企業の森を活動の拠点としているので、連携企業の担当の方とお話したり、企画したイベントに協力して下さる時は相談したり。とても貴重な経験になっています。

そして、なによりイベントに参加してくださった地域の人達と一緒に遊んだり、話したり、ものを作ったりすることが出来るのがとても楽しいです。

普段の大学生活ではなかなか関わり合えないような人とも活動の中で沢山出会うことが出来ます。

人と人のつなぐは、私の中で日頃から特に強く感じるつながりです。

〇2つ目のつなぐ「企業と企業をつなぐ」

そもそも、私たちの活動内容についてあまり知らない方が多いと思います。

簡単に説明すると、学生・企業・行政・専門家が協働して、愛知県の知多半島にある工業地帯と住宅地を分けるために、木を埋めて造られた人工の森(企業緑地)に、生き物が暮らせるようなすみか作りを行っています。

そして、その活動に関連する「生物多様性」をキーワードに、フリーペーパーの作成等の広報活動や、地域の人達に向けたイベント企画・開催も行っています。

企業と企業をつなぐというのは、

このプロジェクトが立ち上がる前までは各企業の持っている森はそれぞれで管理されており、この森に生き物が暮らせるようにするという活動を積極的に行おうと考える企業もあまり多くはありませんでしたが、このプロジェクトを知って、共感して、協力してくださり、現在では愛知県知多半島を中心にに工場を置く12社の企業が命をつなぐPROJECTとして協働してくださっています。

こうした企業さん同士のつながりと、

もうひとつ。生き物が暮らしやすい住処づくりとして、各企業が管理している森を行き来できるように、生き物の通り道をそれぞれの森と森の間つくって、バラバラだった森をより横断的で生き物にとって広く暮らしやすい森にするためのアニマルパスウェイ制作活動も、  企業と企業をつなぐを感じられた理由です。


〇3つ目のつなぐ「命を未来へつなげる」

最後のつなぐは、私自身がちゃんとできているのか分からないのですが、心の中で1番大切にしているつなぐです。

現在、日本では都市開発などが進み、昔に比べて生き物の暮らす森などの住処が減っています。地球温暖化や絶滅危惧というワードも耳にする機会が多いのではないでしょうか?

先程の活動紹介でもあったように、様々な生き物の暮らせる森づくりを目指して私たちは活動しています。

これは、問題とされる地球温暖化や絶滅危惧を解決するにはすごくすごく小さな活動であまり意味がないことのように思えるかもしれません。

でも、今まで確認されていなかったキツネやタヌキが森の中で見つかったことや、珍しい蝶も確認されたこと。

このプロジェクトを通じて今まで工場と住宅を隔てるための道具としての意味合いが強かった森が、だんだんと生き物の暮らすための森へと成長していっています。

小さな変化ですぐに目に見えるような変化は多くありませんが、きっと長い年月をかけて少しずつ変わり進んでいくものなのだと思いながら日々活動しています。

命をつなぐPROJECTの活動を行っていて「命を未来へつなげる」というつなぐが、この活動の中で常に根本にあり、大切なことなんだと思っています。

今後も命Pを通じて、自分と 他の人や物とのつながりを感じながら、そして、私自身が接着剤のように何かと何かをつなげられるように、楽しく成長して活動していけたらと思います。

ここまで見てくださりありがとうございました。

私たちの活動やその思いについてちょっとでも知って頂けたら嬉しいです。

他のメンバーの記事もぜひご覧下さい〜!(~ 'ω' )~