アメリカの大学出願締め切りには一般締め切りのRegular Decision, 早期締め切り(Early Admissions)のEarly DecisionとEarly ActionそしてRolling Admissionがあります。詳しく紹介します。
早期締め切りはRegular Decisionよりも早く出願して、10−11月が出願期限の大学が多いです。早く出願するので、結果も早く、12ー2月頃に通知されます。
Early Decisionは合格したら必ずその学校に入学しなくてはならず、入学義務があるので、出願の際には同意書にサインをします。Early ActionもRegular Decisionも出願可能です。受かったら必ずその学校に行きたいという特定の学校への熱意が伝わるので、特に難関大学などではEarly Decisionとして出願した場合の合格率が上がる傾向があります。私の場合は、第一志望であり、今通っているワシントン大学シアトル校でEarly Decisionがなかったのと、あとはワシントン大学以外にも、必ずこの大学に行きたいという学校がなかったので、Early Decisionでは出しませんでした。ですが、もしEarly Decisionで出願する時は、10月ごろにはエッセイやテスト結果、その他の必要書類が提出できる状態になって時間を持って準備しましょう。
Early ActionはRestrictive Early Actionではない場合、複数の大学にEarly Actionとして、出願することができます。Early Decisionとの大きな違いは入学義務がないことです。この大学に通いますよ、と決めないといけない日(普通なら5月1日ごろ)もRegular Decisionと同じですのでどの学校に決めるか時間の余裕もあります。私はEarly Actionを複数校出願して、12月下旬ごろに結果がわかりました。どの大学もEarly Actionという選択肢があれば、出願可能ですが私の場合は滑り止めの大学に利用しました。
Regular Decisionは早期締め切りと比べて出願期間が1月からの大学が多いので結構余裕がありますが、エッセイなどはできるだけ早めに終わらせておくことを推薦します。入学制限もなく、期限は遅くて1月の中旬ごろです。結果は3−4月ごろに届き、5月には進学先を決定しなくてはならない学校が多いです。私は現在のレベルより少し上の学校を数校受けまして、Waitlist(補欠学生リスト)もしくは不合格になってしまったので結果オーライというところです。Regular Decisionで出願した学校が一番多く、結果がでる3月ごろが一番緊張する時期でした。
最後に、奨学金について紹介します。奨学金は2種類:ニーズベースとメリットベースがあります。ニーズベースは家庭の収入に応じて額が変わりますが、残念ながら留学生向けのニーズベースの奨学金は数少なく、もし日本の高校から受験する場合は日本の高校生向けの奨学金が多数あるのでそちらをお調べください。メリットベースは家庭の収入関係なく、受験生の学力や能力により大学側からもらえる奨学金です。メリットベースに関しては、受験時に何も追加の書類などを記入する必要がなく、出願時点で奨学金を候補者の一人として考慮されます。額は1000ドルから数十万ドルにまで及びます。もし奨学金をお求めでしたらお早めにどうぞ。
これからアメリカの大学出願に向けて頑張っている方々、そして大学留学を検討なされている方も多くいると思いますが、応援しています!これにて、ひとまずはアメリカの大学受験については終わりたいと思います。