「CLOVER」越しに見る私の理想像

皆さんはじめまして!CLOVER代表のえみです!

突然ですが、「難民」と聞いて、みなさんは何を思い浮かべますか?私が高校生の時は、真っ先に、南スーダンやアフガニスタンの難民、ボートで海を越えてヨーロッパへ向かう難民の光景が思い浮かんでいました。

私が、CLOVERに興味を持ったのも、高校の時の英語ディベートで、そのような「世界の」難民問題について議論したことがきっかけでした。そのため、初めは、CLOVERの「日本の難民」のイメージがはっきりしないまま、筑波大学だからこそできる支援というキーワードに魅かれて、活動に参加しました。

しかし、CLOVERの活動の中で、徐々に日本の難民を含め外国人の方々への思いが強くなりました!活動をしていくにつれて、もちろん、世界全体のことを見ることも大事ですが、私たちの暮らす日本国内の身近な「国際問題」をもっと多くの人に知ってほしいと思うようになりました。

面会活動では、以前まではあんなに元気におしゃべりしていたのに、次に会った時には明らかに痩せて元気がない様子だったこともあります。また、面会が終わると、被収容者さんから、「今日来てくれて本当にうれしい、元気が出た」と思いがけず感謝されることが多いです。学生団体が出来ることは大きな組織に比べると限られていますが、学生だからこそできる、CLOVERだからこそできる「支援」の形だと信じています。

また、面会をする度に、「他人事じゃない」ということをよく感じます。私は、日本生まれ日本育ちですが、両親が中国人の外国人家庭に生まれました。そのため、被収容者さんと自分の家族が重なって見えることがあります。被収容者さんが抱えるストレスと同じように、「外国人」であることで、時々、少しの居心地の悪さを感じることがあります。多様性が共生することは、完全には難しいとは思いますが、ほんの少しでも彼らが生きやすく、希望を持ちやすい社会になれればと思っています。そして、私の将来のビジョンとしても、本来は強みとなるはずの多様性や個性が、その人自身のコンプレックスや弱みにならないようなサポートをしていきたいです。その過程で、CLOVERという活動があるのだと思います。

最後に、CLOVERはとてもあったかくて優しい団体です。自信があります。イベントの企画はみんなで考え、自主性が尊重されている一方で、たとえトラブルがあったとしても「誰のことも責めない」です。一見、責任感がないように感じるかもしれませんが、メンバー全員がお互いのことを受け入れて尊重し合っているこの団体の雰囲気が、私はとても好きです。コロナウィルスの影響でなかなか直接会えない日々が続きますが、メンバーのおかげで、オンラインも楽しくできています!

いつもありがとう! これからもよろしく!