こんにちは! CLOVERのもえです。
今回は、私たちの活動の軸である面会活動へ初めて参加した時が非常に印象的で、活動のモチベーションとなっているので、それについて書いていこうと思います。
私がCLOVERに所属した理由は、海外に行かなくてもできる国際ボランティアがあるというところに魅力を感じたからです。しかし実のところ、実際に面会に行く前は会いに行くだけでどのような支援ができるのかと疑問を抱いていました。また、外国の方とお話しするということで不安もありました。
受付を済ませ、筆記用具などの必要最低限以外の荷物はロッカーに入れ、金属探知機をくぐりいざ中へ…。
ステンレスの机にパイプ椅子、そして一枚のガラス板。狭い箱のような部屋の、決して明るい雰囲気とは言えない 張り詰めた空気感 が私の不安を増加させました。
しかし、被収容者さんがいらっしゃって少しお話しすると、 今まで抱いていた不安が見事になくなった のです…!
初めてお会いした方は非常に気さくな優しい方で、母国での生活や家族について、明るく楽しい話をたくさんしてくださいました。また、私の緊張が伝わったのか、色々質問していただき、素直に会話を楽しんでいる自分がいました。私の方が元気を頂いてしまったほどです。先ほどまでの張り詰めた空気はどこへやら、和やかであっという間の30分間でした。
この記事の最初に、面会活動がどのような支援につながるのか、という疑問を持っていたと書きましたが、その答えは、被収容者さんが教えてくださいました。
面会時間の最後に、
「単調で何もすることがない毎日の中で、狭い部屋から出られるこの30分の面会時間がとても嬉しい。この時間があれば頑張れる。本当にありがとう。」
と 感謝 の言葉を伝えてくださったのです。
この言葉が、 私たちCLOVERの活動意義のすべてである と感じました。純粋に、とてもとても嬉しかったです。
同時に、この面会活動は続けていかなければならない、そしてここにいる被収容者さんの存在を多くの方に知ってほしいと強く思いました。
以上が、私の初面会の思い出です。
そして、これから難民支援に携わっていきたいと強く感じたきっかけで、活動のモチベーションです。
CLOVERには、面会依頼の手紙がたくさん届きます。
日本語の勉強がしたいという理由もありますが、多くは精神的に辛い生活を送っており、話を聞いてほしいというものです。
実際にお会いすることで、辛い毎日を乗り越えるお手伝いができればいいなと思います。
被収容者さんを入管施設から出してあげられるような力は残念ながらないですが、心の支えになれるなら光栄です。
そして、このような現状があることを多くの方に伝え、問題意識を持っていただくことが、私たち CLOVERの役割 であると思っています。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!!