こんにちは。本田です。これがクロッカスの最後の投稿ということで記事を書かせていただいています。
最後のテーマは、「前に進む力」です。
皆さんには希望はありますか?この世にはたくさんの生きる希望があります。それは意識せずとも、考えずとも、その人の心の中でいつも輝いています。
大切な場所、大切な夢、大切な人、大切な思い。
ありとあらゆる場所で十人十色の光が存在します。
ケースにもよりますが、不登校児生はこれらを見失っていることがあります。
暗闇で光を見失うと真っ暗で何も見えませんよね?それと同じで人生も光が必要なんです。
中学3年生の時、僕は暗闇にいました。周りの人を信じられず、自分自身も大嫌いでした。一寸先も見えないあの恐怖を今も覚えています。そんな僕に希望を与えてくれたのは一人の同級生でした。その子は当時の僕にこう言いました。
「この世に必要のないことはない。どんな夜でも必ず朝は来る。手に入らないものなんてないよ。望めば人はどこまでも強くなれる。人を強くするのはいつだって誰かの想い」
子どもにも、大人にも思いはあります。誰にでも自分にしかないものがあり、自分だけの地図をいつも描いている。僕は今、関わっている子どもに「自分は前に進んでいる」と感じてほしい。それは勉強ができるということや学校にいくということに限らない。日々の中に潜むほんの少しの幸せを見つけてほしい。今を生きていてほしいんです。そうしたらいつか、自分の望む未来に向かって「前に進める」のではないだろうか。
僕自身が不登校の子どもに最も大事だと思うのは
「側にいること。見守ること。最後まで信じること」
です。その子がいつか心から笑えることを願ってあげることが何よりも大事だと思います。誰にだって、一人で悩まなければならないときは必ず来る。誰にだって、一人で乗り越えなければならない壁がある。あの時、僕が前に進めたのはどんな形であれ、自分を信じてくれる人がいたからです。そして、それはどんな人にも該当すると思います。家族や先生、友人などその人の周りにいる人の誰かです。
自分だけの未来は誰にでもつかめるはずだと信じています。
長々と失礼致しました。これで一時的にクロッカスとしての投稿は最後になります。これからも他団体様の活動を応援するとともにクロッカス一同、子どもたちに未来を作るため、前に進んでいきます。
ありがとうございました!