私たちが望む世界

 こんにちは、FEST-HIROSHIMA3年の加嶋です!

 前回の団体紹介に引き続き、私たちの理念についてお話ししようと思います。最後まで読んでいただければ幸いです。

 最初に皆さんは「理念」という言葉に聞きなじみはあるでしょうか??
 社会人の方はご存じのことと思いますが、高校生や大学生も一度は聞いたことがあると思います。 
 理念とは言い換えれば、その組織が「どんな世界を望むか」ということです。それは、その組織の本質であり、原点とも言えるでしょう。

 では、FESTの理念―FESTが望む世界―ですが、それは世界から向こう見ずな支援をなくすことです。これがFESTの成し遂げたい夢であり、日々の活動の軸となっています。

 そして、理念に「向こう見ず」という言葉が使われていますが、これは「後先を考えない」、「将来のことを考えていない」という意味で、そのような支援を向こう見ずな支援と呼んでいます。

 例えば、近くに水源のない地域に井戸を作る支援活動があったとします。 
 もしその井戸が田園の近くだったらどうでしょうか?
 稲作で使用する農薬が地下から井戸に流れ、それを飲んだ人々は体調を崩すかもしれません。 
 もし支援した団体しか井戸のメンテナンスをできなかったらどうでしょうか?
 コロナウイルスのような事態で現地に長期間いけなくなった時に、その井戸はメンテナンスされず急に使えなくなってしまうかもしれません。

 このような「向こう見ずな支援」ではなく、本当の意味で現地の住民の幸せにつながる向こう見ずでない支援」をしなければなりません。

  「向こう見ずでない支援」とは、①現地の客観的な問題と住民の問題意識から支援活動を計画しており、②住民の依存度を高めず、③FESTが支援を終えた後も住民だけで継続して続けられることを指します。
  少し硬い文章になりましたが簡単に述べると、現地の根本的な問題をしっかり調査して、住民が自立し継続的に行える支援ということです。

 FESTが支援を終了した後、10年20年と続き、その他の問題も現地の力だけで解決できる、そんな状態を目指しています。

 最後に、私たちFESTだけが「向こう見ずでない支援」を行っても世界は変わりません。だから、私たちの理念と活動を世界に向けて啓発し発信することが必要のです。小さな学生団体が大きな国際協力団体に訴え、支援内容を改善することができれば、間接的に多くの人々を救い、少しは世界が変わると信じています。

    世界から向こう見ずな支援をなくす ーFEST-HIROSHIMAー

最後まで読んでいただきありがとうございました。次の投稿もぜひ見てみてください!