夏期プログラム報告①

皆様こんにちは!FFJE20期のSayuriです。
本日は、先日行われたFFJE夏期プログラム(オンライン)の様子をお伝えします!
夏期プログラムは、①企業・文化訪問②ディスカッションで構成されています。
本日は、企業・文化訪問についての記事です。各メンバーの感想を一部抜粋してお届けします。

今回のプログラムでは、2つの企業様、官公庁にお勤めのOGの方1名、3つの美術館様にご協力いただきました。

①企業訪問

株式会社高島屋様

高島屋美術画廊担当者様にご講演いただきました。
コロナ禍でのアートを取り巻く状況の変化やその状況禍での百貨店としての取り組みについてお話ししていただきました。百貨店画廊では、お客様と作家さんが直接お話しできる機会が多いそうです。また、コロナ禍においても作家さんのファンやお得意様、SNS上で展覧会の情報を知った方などが訪れているそうです。アートが人々に与える影響力の強さを実感しました。

アドビ株式会社様

Creative cloudエヴァンジェリストの中尾様、Design Community Relation Managerの川西様にご講演いただきました。ソフトウェア紹介では、AIなど最新技術を駆使した様々な機能をもつアプリケーションなどをご紹介いただきました。「テクノロジーがクリエイターを失くすという説があるが、真実は真逆である」というお言葉の通り、ADOBEの展開するサービスやソフトウェアは決してクリエイターを侵害するものではなく、支えるものだという一貫した思いを感じました。


②OG訪問

FFJE15期 鈴木様
外交官である鈴木様に、大使館でのお仕事内容についてご講演いただきました。在外公館での日本文化体験イベントが行われていることが驚きでした。アートと大使館のお仕事が草の根の活動で結ばれていて興味深かったです。


③文化訪問

国立近代美術館様

美術鑑賞ワークショップを行っていただきました。絵画の事前知識や説明なしに作品を鑑賞し、メンバーで感想を共有しました。各々が異なる視点から同じ作品を分析していた点が興味深かったです。

東京国立博物館様

博物館の仕事内容のご講演と、作品鑑賞のお時間をいただきました。博物館は、ただ鑑賞を楽しむ場所ではなく、作品の背景や人々の思いも継承する重要な役割を担っていることがわかりました。

森美術館様(展示鑑賞)

開催中の展覧会に訪れました。コンセプトは、70歳以上の女性アーティストによる作品でした。各アーティストのインタビュー動画から、個人の経歴や個性ともに、若いアーティストに向けた力強いアドバイスもうかがえました。若いアーティストを支援することは森美術館の目的でもあります。その一方で、あるアーティストは、「森美術館に来る人々というのは限られた層の人間である」と言っており、美術館が果たす社会的役割の理想と現実を考えさせられました。


オンライン訪問という例外的な形態にもかかわらず、大変興味深いお話をしてくださり、またアートに関する学びや考えるきっかけを与えてくださったご講演者の皆様に感謝いたします。本日ご紹介した感想の全文は私たちのSNS(FacebookInstagram)で見る事ができるので、是非チェックしてみてください!

次回はフランス人メンバーとのディスカッションの様子をお伝えします。どうぞお楽しみに!

Sayuri