■課題仮説の立案
1)誰の
小規模チームに所属している人、特にコミュニケーションの苦手な人
2)どんな課題を
チームにとってコミュニケーション・情報伝達は重要であるが、表現する側は「相手が自分の持つどのような情報を知りたいか」「自分の持つ情報をどう表現すれば伝わりやすいか」などを意識して伝える情報を決定・加工しなければならず、技量を要求されるうえに慣れた人でも簡単にできるわけではない。しかも昨今のオンラインチームの発展により情報伝達経路が増えた一方で適切な伝達方法を選ぶ難易度はさらに上昇している。
3)どのように解決したいか
個人のメモやチャットボットとの「壁打ち」からその人の情報を獲得し、状況に合わせて適切なコミュニケーション用のテキストを自動で用意する。
4)そこに自分の専門性をどう活かせそうか
Human Computer Interaction分野において、自然言語の「文章の同義性」と「組織におけるコミュニケーション」に着目した人々に適切な情報を提示するための研究を過去3年間行い、2021年3月に修士論文「組織内テキストコミュニケーションを支援するインタラクティブシステム」を発表した。