月並みですが、藤井聡太六冠達成と、WBC優勝と、昨日の東大ブロックチェーンイノベーション寄付講座から、刺激を受けまくって、僭越ながら、インターンの議事録作成業務に対してアドバイスしました。結果として、定例ミーティングが一つ無くなりました(笑)たまたまですが、直近刺激を受けまくって、いろんな方々でおすすめしている、兄貴分の孫泰蔵先輩「冒険の書」のPRにもなってましたので、記念に、Facebook投稿しておきます(笑)
☆絶賛アンラーニング中の起業家からインターンへの助言
はるとさんは、想いがあって、インターンをしてるので、議事録作成業務についてアドバイスをしときますね。今朝、メッセージがおりてきたので
ぼくは、議事録を、社会人初年度に、議事録の帝王と呼ばれるくらい、精密に、週20本くらい書いていた時もありました。それはそれで、スキルにはなったし、まとめ力が上がったり、自分なりの目的「プロジェクトを、リーダーレベルくらい理解しよう」という意気込みもあったので、モチベーションも高くやれました。
となると、「つべこべ言わず、新人は雑巾掛けからだ」と言いたいのかなと予想するかもしれませんが、むしろ、逆のことが言いたいのです。
何事も経験してみるのは大事なので、議事録をとってみるのはよいでしょう。ただ、このAIとか、自動録画、読み取りとか、そういう時代において、私が20年前にやってたことを、いまだに同じやり方で、かつ、私ほど、量をこなして、そのスキルをつけれるわけでもないのに、2023年において、同じことをやるのに意味、価値はあるのかという話です。
ここで、大事なのが目的と背景です。この議事録をとる目的はなんなのか。そしては、私がこれを言っている背景はなんなのか。
議事録の目的は、はるとさんの理解で考えてみて欲しいです。
背景は、情報量を揃えた方が良いと考えてますので、以下記します。
背景:時代はシンギュラリティ・20年前との違いは、録音とか、音声読み取りの精度が上がっている・当たり前だが、音声読み取りには、人間のタイピングは絶対に叶わない・サマリーなどつけられるAIとかもありそう。精度が高くなくても、どんどん高くなるだろう・ただ、最終補正はいるだろう・サマリーは、現時点においては、会議のコンテキスト(文脈)を理解したセンスなので、ここは人間が介在する余地があるところ。ただ、その精度も上がっていく
人生の目的についても、二十代で見えてるものと、そうでないものがあるから、私なりの考えを記します。守破離は、聞いたことあるかと思います(知らなくてもググればすぐ出てくる)これは人生、仕事の本質の一つだと感じます。議事録作成は、最初は面白いし、勉強にもなるかなと。ただ、10回もやれば、人によっては20回もやれば、十分だし、飽きてもくると思います。しかも、AIでやれそうなことに、これから、毎週1時間、かつ時給1000円前後使ってやるのかーと考えると、なんだか、もったいないなとも感じできませんか。同じ1時間使うにしろ、もっと生産的なやり方はないかとか、イノベーティブなやり方はないかとか。このあたりから、破が始まります。そして、いろいろツールをググり始めます。この問いと、探究は、まだまだ、人間の方が、高いです。(それも、まさにシンギュラリティが起きてて、AIが問いを立てて、自動的に学習し始めているから面白い)そしたら、「議事録をつくれって言われただけだと、なんか、自分、今っぽい議事録作成をし始めてるぞ。これって、おれ、業務にAI使いこなしてて、カッケー」みたいになって、なんだか、やらされ感ではなく、自らクリエイティブしてて、仕事が楽しくなってくるんです。守破離の離ですね。10年前、起業したての時に、経験豊富でなんでもできる経営管理人材を採用しました。その人が、1日目に、「銀行振込に行ってきます!」みたいな動き方を始めて、「えっ!うち、IT企業ですよ」ってなってガッカリしました。誰も応募してくれないような状態だったので、その中で知人からの紹介で来てくれたのは有り難かったのですが、その後も、一事が万事、そんな感じで、平成の時代に、昭和の管理のやり方だったので、IT企業にいたこともある私からすると、生産性がめちゃくちゃ低くて、全く思想的にも動き方的にも合わなかったんです。日本が、世界の先進国で、生産性が低くて、1人あたりのGDPが相対的に上がってこなかったのも、納得でした。ちなみに、一週間で、退職されました。彼の名誉のためにも、彼は全く悪くなく、私自身の採用ミスです。
話がそれましたが、そこで感じたのが、当たり前のことだけど、日進月歩なIT、AI、ブロックチェーンを使いこなせる人材こそ、新しい価値をうめるのだなということです。身近な例でいうと、早川さんです。IT的なバックグラウンドもあるし、おそらくIT好きなのもあり、目的と背景を理解して、効率的なやり方で、どんどん仕事を進めます。新しい仕事も、回ってきても、Google先生や、取引先の専門家と対話しながら、いつのまにか、完了させてます。私も、IT企業にいたから、その感覚が分かります。専門家は、取引先にいればよいんです。Googleで調べれば分かるし、それでも分からないことは聞けばよいし、この時代できない仕事ってないんですね。出来ないと思ってるのは、自分のメンタルだけです。
藤井聡太、大谷翔平が、出てきたのは、ITネイティブ、デジタルネイティブと、めちゃ関係していますよね。本人の背景、目的に合わせて、良質な情報が一気に入ってくるし、どんどん使えます。必要なのは、自ら考え、動くこと。昨日は、東大ブロックチェーン寄付講座に行ってきて、20代前半の起業家達と話しましたが、これも当たり前ですが、藤井聡太、大谷翔平的な衝撃を改めて感じました。これは、悪い意味で、おじさん、おばさん化したら、絶対に太刀打ち出来ない。TikTok で踊るようなチャレンジ精神は持ち続けたいし、一緒にプロジェクトをやることで、僕ら世代もアップデートし続けることができるなと感じたのです。藤井聡太、大谷翔平の出現で、将棋界、野球界のレベルは飛躍的に上がってますし、これから加速するでしょう。かつてのスーパースター羽生善治が、AI、ITも活用して、更なる進化を遂げても、AI時代の申し子、藤井聡太に力負けする。羽生善治にどちらかと言えば近い私が推察するに、この力勝負を、羽生善治は楽しんでいるだろうと思うし、苦しんでる部分もあると思います。人生は、間違いなく味わい深くなっているでしょう。通算タイトル99期で止まっているのも、事実は小説よりも奇なり、物語を感じますね。
WBCで、大リーガー相手に、かつてのスーパースターであるダルビッシュが不調なのも相俟って、打たれる一方で、デジタルネイティブの大谷翔平は、力でねじ伏せてる実力を備えている。ダルビッシュは、年長者、経験者として、チームをまとめる一方で、後輩の大谷翔平を心からリスペクトして、大谷翔平からも学んでいる。
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私も、10歳下の早川さんの動き方をみて、「あー、もっとIT使いこなせば、こんなこともできるなー」って、感じることはめちゃあるんです。
年齢差、経験差とか、関係なくなるくらい、シンギュラリティって進んでるんです。
昨日、私が、「CC入れてよ」ってミーティングで言ってたのは言い方とか、伝え方は反省してますが、要は、「IT時代の情報共有の仕方は基本だから、そこは押さえておこうよ」ってことを伝えたくて、思い余って、あんな言い方になったんです。これが、人間らしい、不器用な部分でご愛嬌と弁明しておきます。
話はだいぶん、明後日の方向に行きましたが、私が、インターンと向き合って、仕事したいなと思うのは、そのあたりの刺激なんです。(10代、20代がメンバーのDELI-ZONEプロジェクトも、同様です)10代、20代は、デジタルネイティブ的な強みを認識して、それをどんどん使って、「今の時代は」的な仕事の楽しみを、お互い見出していきましょう
ダルビッシュが、WBC日本チームをまとめれたのも、おそらくLINEの連絡窓だろうなと思うんです。そんなのITでもないんでもない感覚ですが、あれ、前回WBC優勝した、13年前はなかった動き方、コミュニケーションかと。
15年前まで、私がこんなことが、頭に降りてきても、「来週の全体朝礼でいうかー」とかで、タイムリーに共有できないし、そうこうしてるうちに、全体朝礼になって、熱も冷めてるし、聴く側も、今日眠いなーとか、自分のタイミングで聴けないし。
みんなで時間合わせた、今のようなミーティングとかも、不要です。実際、早川さんと僕は、ミーティングとか、ほぼありません。LINEと、急ぎの時は1分の電話で終わります。そういう意味では、今の定例ミーティングは昭和だなーと思います。先輩が経営する某IT企業には一つもミーティングがありません。すごく分かります(が、グッドラックスリーでもまだゼロには出来てません(笑))
議事録作成業務から端を発したこの話。そもそもの目的と背景を問うていくと、その目的に対して、ミーティングは必要なのかと問いが出てくる。仮説では、各々が自立して考え動けてたら、不要でしょうね。ぼくらの頭と動き方をアンラーニング、アップデートしていく必要があります
ということで、そんなぼくらにオススメは、孫 泰蔵「冒険の書 AI時代のアンラーニング」https://amzn.asia/d/1FN0sr2
これを手に、皆で冒険を始めよう!
ぼくらは、どこにでも行けるし、なんにでもなれる!そう確信させてくれる書です。そして、自立とは何かも示唆してくれます。本の紹介は、ネタバレになるので、あえてしません。というか、私もしみじみと日々向き合い、味わっているところです。それくらい、味わい深い一冊です。
あと、言い忘れましたが、IT(というまでもないがLINE連絡網)を活用したであろう、ダルビッシュ、大谷翔平が、それでも、大事にしてたのが飲み会ですこればかりは、まだまだリアルが大事で、匂い、温度、感覚をやりとりして、一体感を醸成するのは、必要です。だから、飲み会的なミーティングならまだまだ必要ですが、報連相は、LINEのチャットで充分でしょって思うんです
ちなみに、グッドラックスリーのゲーム事業は、ミーティングがほぼなくなりました。ただ、前山さんと私の週一の定期ランチ、気分での飲み会は、それでも大事です。サウナは、飲みより健康的なので、なお良しです!