「最後にこれだけは言っておくぞ。謙虚であれ」 #堀紘一語録 2回目

古巣ドリームインキュベータの経営体制が変わりました。私の入社時にメンターだった原田哲郎さんがCEO就任!そんな方からマンツーマンの指導を頂いてたなんて、なんと私は恵まれていたのでしょうか。
さて、話題は、勇退された方の堀紘一前会長です。(原田哲郎語録もありますが)

前回は入社式の言葉がだいぶんバズりましたので、勢いにのって、今回は、私がDIを卒業する際に頂いた最後の言葉をお送りします。

「最後にこれだけは言っておくぞ。謙虚であれ」

堀さんからの予想してなかった言葉に、正直、度肝抜かれました。堀さんの言動は、若手からすると、高圧的にも感じることもあったし、社内ミーティングやテレビ討論などで話される時も主張が強いから、一般には、堀さんと、謙虚という言葉との相性はさほど良くないと感じたからです。また、私自身、今以上に生意気だったでしょうから、その言葉が最後なのも分からなくはありません。ただ、最後の個人面談での助言だったのでら「最後の最後になんだよー。そんなに不遜だったかな。。。」と反発も覚えたものです。
しかし、時間が経って振り返ると、堀さんは、誰と話す時も、手元にメモがあり、これは!ということは書き留めていましたし、1世代離れた若手の話も、ほうほうと言って興味を持って聞いていたことを思い出します。自分を間違えたと分かると、結構、コロッと意見を変えることもありました。いつまでも学び続ける人でした。
私は、堀紘一前会長が現役社長をやっている時に新卒社員として入社しました。堀さんにとっては、その最後の新卒社員が卒業するタイミング、おそらくは経営者になるだろうという一人の若者に、最後に一言だけ言えることはなんだろうかと考えて贈ってくれた言葉だったのです。だからこそ、DI卒業から9年経った今も、「謙虚であれ」という最後の言葉を思い出し、「今の自分は謙虚なのだろうか」と、胸に手を当てて、振り返るのです。
経営者になって感じるのは、入社式や卒業式に、本気になって、社員と向き合えているか。最初と最後の堀紘一語録でご理解頂けるように、本気の言葉は、その人の人生も変えるという話です!

追伸 堀紘一語録は、どんな投稿、ツイートよりバズることが分かりました。勇退しても、なおインパクトあるのは本当に凄いなと感じます。

松下 耕三
2020.06.12

頭を良く下げるとか、丁寧な言葉を使うとか、そういう印象で謙虚かどうかを見られることが多いように感じますが、本物の謙虚さというのは、このお話しにある通り、間違いを認められるとか、どんな立場の人も大切にするとか、そういうところだと思います。
私もより一層、魂込めて向き合い、謙虚であろうと思いました!!

ザック井上
2020.06.16

魂と向き合った時にこそ、謙虚でいられるのでしょうね。魂に向き合い続けられるか。そう感じました