技術幹部挨拶

まずはじめに、保護者の皆様、OG・学校関係者の皆様、日頃より私たち女子ラクロス部の活動にご理解、ご声援をいただき誠にありがとうございます。

​今年度24シーズンの技術幹部を務めさせていただきます。社会学部社会学科新3年の石井心羽と申します。私からは、技術幹部を代表して、今期24チームへの想いを綴らせていただきます。拙い文章になりますが、どうか最後までお付き合いください。




​「二部昇格」

​私たちは今年も二部昇格を目標に掲げる。

​昨年も一昨年も、歴代の先輩方も掲げてきた目標であり、未だに達成できていない目標だ。

​一部の舞台で戦うことを夢見て、今目指せる最高の目標である二部昇格を掲げてきた。

​昨シーズンは、一年間で個々としてもチームとしても大きな成長を感じられた。しかし、一勝二敗で三部残留という悔しい結果に終わり、私たちの成長は、二部昇格をするには微々たるレベルのものであったという現実を突きつけた。



​足りない。



今のMUGLに足りないものは、「変化」だと思う。


​整備されたグラウンド、いつも温かい応援をしてくださるOG・保護者の方々、チームの一員として一緒に戦ってくださるコーチの方々、わざわざ朝霞まで足を運んで練習に参加してくださる武者の方々。

​決してあたりまえじゃない恵まれた環境に安心し、甘えてしまっているのではないだろうか。マンネリ化した練習メニューをなんとなくこなし、時間だけが流れてしまっているのではないだろうか。

​この安定感の中で、長年叶わなかった二部昇格を今年こそ達成するためには、何かを変えなければならない。

去年とほとんど変わらないメンバーだからこそ、何かを変えなければならない。これまでと同じことをしていたら結果は同じになるに決まっている。


“Stay hungry”


これは、2部昇格を達成するために技術が立てた、今年のスローガンである。

スティーブ・ジョブズの
”stay hungry, stay hoolish”からきたものであり、
「現状に満足して歩みを止めるな」「より先の未来を渇望し、追い求めよ」と意訳することができる。


​その一本のグラボ・チェイスを死ぬ気で追ってみる。
もう少し踏ん張ってあと一歩横に足を出してDFしてみる。
上手い人のシュートを真似してみる。
ボールアップのスピードを早くしてみる。
いつもより30分早く起きてビフォーしてみる。
健康に良い食事をとってみる。


​なんでもいい。


どんなに小さなことでも、常識外れだと誰かに笑われることでも、型を破った大きなことでも、なんでもいいから変えてみよう。

もしかしたらその変化が必ずしも正しいとは限らないかもしれない。しかし、その挑戦から次につながる何かしらのヒントは必ず得られると思う。

挑戦に挑戦を重ねて、貪欲にラクロスに向き合うことで、目標達成に近づく。

学年・ポジション関係なく、全員に変化を追い求める必要があるし、全員に成長し続ける可能性がある。
いや、可能性しかない。



“stay hungry”の意味の通り、
常にアップデートし続けるMUGLを24シーズンではお見せします。

そして、今年こそ、必ず二部昇格を成し遂げます。